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専門医に聞け! Q&A 頭痛、肩こり、目の疲れの解消法

 Q:仕事中、パソコンを使うことが多いのですが、夕方になると頭痛、肩こりがして目が疲れます。この三つの症状は関連があるのでしょうか。また、症状を予防、改善する方法を教えてください。

(33歳・イベント企画会社勤務)

 A:三つの症状が関連しているのは間違いありません。というのは、パソコンの画面を見続けると目が疲れるし、同じ姿勢、構えで手の指を使い続けるため肩や首がこるからです。こりがある部分は血流が滞り、血液循環が低下しています。そのため、目や脳の血液循環も低下し、目の疲れや頭痛が引き起こされるのです。

 たとえば、心不全になったことがある男性は、肩や首がこると心臓の働きが弱々しく感じられると言っていました。肩、首のこりによって血液循環が阻害され、心臓の血液循環が低下したと考えられます。また、心筋梗塞を起こした患者さんに肩こりを取る漢方薬を処方すると予後がよくなるというデータもあります。

●鍼灸やプラセンタも有効
 対策法ですが、今の生活が続く限り、これらの症状がまったく出なくなるのは難しいでしょう。ただし、予防法はいろいろあります。
 一つは、深呼吸です。ご質問の方は、緊張しやすい性格ではないでしょうか。緊張気質の人は、首や肩がこりやすいものです。緊張を解きほぐす方法が深呼吸です。仕事中、時々深呼吸するとよいでしょう。そして、そのとき、腕を前後に旋回させましょう。

 首や肩のこりを直接的に和らげるには、筋肉を押すのも役立ちます。反対の側の手指を使って、グーッと押し込みます。血液循環が促進されるので、首、肩のこりがやわらぎ、目の疲れ、頭痛にもよい作用をします。漢方薬では、首、肩のこりが原因の目の疲れに効果的なものとして、「釣藤散」や「六味丸」「杞菊地黄丸」などがあります。

 私の医院では、肩、首のこりには肩井というツボに鍼を打ちますが、これもよく効きます。それよりももっと効果的な方法に、プラセンタ注射があります。即効性を求めるなら、これらの方法を試すとよいでしょう。

岡田研吉氏(研医会診療所漢方科医師)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病等に成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。

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