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【ベストセラー健康法】国循「かるしお献立」マル秘テク “だし”上手に使って減塩

ひと口に「生活習慣の改善」と言っても、簡単なことではない。現在、国内「高血圧人口」は、ざっと4000万人。この数字を見れば、その取り組みの難しさは一目瞭然だ。でも、放置して治るものでもない。ここは一つ、専門家のお知恵を拝借しましょう。

 「国循(こくじゅん)」とは、大阪府吹田市にある独立法人国立循環器病研究センターの略称。全国に6カ所ある国立高度専門医療研究センターの一つで、日本における循環器系疾患の研究と臨床の総本山のようなところ。会話のスピードが速い関西では、病院の名前まで略称で読んでしまうのだ。

 そんな国循が“著者”となり著したのが「続 国循の美味しい! かるしおレシピ」(セブン&アイ出版)。タイトルに「続」とあることからわかるように、本書は続編。ちょうど1年前に発売した前作は、25万部を売り上げたベストセラーとなっている。

 何しろ、日本を代表する循環器病治療のナショナルセンターの臨床栄養部栄養管理室長や臨床栄養部栄養管理室調理師長といった肩書を持つスペシャリストが、直々に伝授するレシピ集である。これが治療や予防に役立たないわけがない。

 循環器系疾患の根っこにあるのは、高血圧であり動脈硬化。原因は読者諸賢ご推察の通り、“塩分過多”だ。そこで本書では、一食当たり塩分2グラム未満、500キロカロリー台のバランス献立を紹介している。

 「塩を控えろと言ったって、慣れた味をいまさら変えられるか」とたんかを切っているお父さんだって、心筋梗塞や脳卒中にはなりたくないはず。だったらエバってないで、この本を読んで、奥さんにも読ませて、今夜からでも「かるしお」に取り組むべきだ。

 「かるしお」とは、塩を軽く使ってうま味を引き出す減塩法。海上自衛隊の潜水艦の名前ではない。

 かるしおの極意は色々あるなかで、特に重要なのが「だし汁」と「八方だし」の存在。その名の通り、あらゆる用途に使い勝手のいいこのだしを上手に使うことで、少量の調味料でも素材本来のうま味を引き出すことができ、かるしおによる食生活がスムーズに進められるのだ。

 また、塩分コントロールをするうえで一番危険なのが「目分量」。何事も計量することが重要になってくるが、本書はそれをサポートする便利グッズの付録が付く。「まな板シート」だ。

 ブロッコリーやピーマン、ナス、たまねぎ、キュウリなど、よく使われる野菜の数々を「10グラム」で切った時の大きさが、実物大のイラストで描かれたシート。これをまな板の上に敷くだけで、面倒くさがりの単身赴任お父さんでも、簡単に野菜を10グラムの分量でカットできる。

 「今回の続編では、カレーやカツ、どんぶりモノなどの人気レシピも増え、エネルギー、タンパク質、コレステロールなどの栄養成分に調整が必要な人のための献立アレンジも掲載されています」

 編集を担当したセブン&アイ出版生活書編集部の若杉美奈子編集長も自信を持ってアピールする。

 毎日の献立作りで頭を抱えている奥方にこの本をプレゼントして、ついでに健康を取り戻しましょう。 

■国循流・調理のかるしおポイント
(1)八方だしで下茹でする
(2)野菜は茹でてから調理
(3)だし汁や八方だしで下味をつける
(4)加工品は脱塩してから調理
(5)「煮る」より「蒸す」で下味を生かす
(6)「とろみ」で味の絡みをよくする
(7)煮物は火から下して味を含ませる

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