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【ベストセラー健康法】肥満や口臭は「停滞腸」が原因? バナナで腸のスローエイジングを!

正月の暴飲暴食を猛省し、ダイエットに取り組む時期。注目したいのが「腸」。腸管の運動機能が低下すると新陳代謝が下がり、脂肪が燃焼しにくくなる。つまり、腸の機能次第で体形は大きく左右される。

しかも口臭や体臭、疲れやだるさにまで影響するというから穏やかでない。たまには真剣に腸について考えてみませんか。

 いまや空前の「腸ブーム」。書店に行けば、腸関連の本が花盛りだ。今回紹介する「老いない腸をつくる」(平凡社新書)もその1冊。消化器内科医で、内視鏡検査の名手として知られる松生恒夫医師が、長年の臨床経験を生かし、専門医の立場から腸の仕組みを分かりやすく解説している。

 本書の中で著者は、「停滞腸」という言葉を繰り返し用いながら、日本人の腸内環境の悪化に警鐘を鳴らす。「停滞腸」とは、腸管運動の低下から便秘がちになったり、ガスが出づらくなっておなかが張ったりする状態のこと。

原因は、肉類や乳製品中心の食生活、昼夜逆転の生活や朝食抜きによる腸のリズムの乱れ、運動不足など。どれも現代人特有の生活習慣が関係している。

 著者が院長を務めるクリニックには、停滞腸が疑われる患者が連日来院する。特に多い訴えが、便秘に伴う腹部膨満感(ガス腹)だ。中には2-3リットルものガスがたまっている人もいるというから驚きだ。

 停滞腸のリスクはそれだけではない。腸管の運動機能が低下すると新陳代謝が下がり太りやすくなる上、便秘で腸内にたまった老廃物が全身に回ることで、口臭や体臭、疲れやだるさにもつながるという。

 特に恐ろしいのは、便秘が常態化することで、大腸がんの発症リスクを高める可能性もあるという点だが、残念ながら加齢による腸の機能低下は免れられない。

 しかし、著者はいう。「生活習慣の見直しで腸の機能低下を遅らせる“腸のスローエイジング”は大いに可能だ-」と。

 本書では、腸を若返らせるための秘訣(ひけつ)を紹介しているが、中でも取り入れやすいのがバナナだ。今さらバナナと侮るなかれ。バナナほど腸内環境の改善に最適の食材はない。

 バナナの食物繊維は便の素になるだけでなく、豊富に含まれるマグネシウムが腸の細胞から水分を引っ張り便を柔らかくし、排便をスムーズにする。また、含有物トリプトファンという成分は、腸管運動を起こす物質であるセロトニンの合成に欠かせない存在。

1日2本のバナナを4週間食べ続け、腸内環境がよくなり、皮膚の水分や油分量が改善されて老け顔予防にもなったという調査結果も紹介している。

 他にも、食物繊維を多く含む麦飯や、腸内の善玉菌を増やす植物性乳酸菌、つまりみそやしょうゆ、漬物といった発酵食品も腸のスローエイジングには有効。こうした食生活の改善に加えて、適度な運動が欠かせないとも指摘する。

 編集を担当した平凡社の和田康成氏も早速、運動を取り入れた“腸活”に励んでいるという。

 「食生活の偏りから便秘や下痢、体の疲れを自覚していましたが、週末に奥多摩を歩くようになってから快眠、快便になり、本当に体調がよくなりました。ストレスフルな毎日の人も多いと思いますが、快眠快便を心がけ仕事に遊びに充実した日々を送ってほしい」

 ちなみに和田氏は40代の独身貴族。身長1メートル76、体重は95キロ。親しみを覚えたお父さんは、ぜひ本書を確かめてみよう。 

■松生式・腸のスローエイジングに必要なこと5カ条
(1)食生活を見直し食物繊維や植物性乳酸菌などを多く取る
(2)ウオーキング
(3)適度なストレスとリラックス
(4)睡眠時間など体内リズムを見直す
(5)朝昼晩3回、規則正しく食べる

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