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仰天医師 薬の副作用見抜けず患者の体重65kgから42kgに激減

医師選びを間違ったために、悲惨な体験をした人も少なくない。明日は我が身か。他の人の教訓を生かして適切な医師選びを。今回はある会社員のケースを紹介しよう。

 会社員の清水浩子さん(仮名・50才)が母親(当時72才)にうつ病の兆候を感じたのは2年前。すぐに勤務先の健康相談室でメンタルクリニックを3か所紹介してもらった。

「中に“元サラリーマン”の肩書をもつ院長のクリニックがあり、心の問題は人生経験豊富な人がいいと、ここに決めたんですが…」

 当時を思い出したのか、清水さんの顔が曇る。

「初診時にじっくり症状を聞いてくれるのかと思ったら、母や私が話すことをひたすらパソコンに打ち込んでいるだけ。結局、うつの診断と3種類の薬を処方されただけでした」

 母親の症状はよくならなかった。月に1度通うが、「症状がよくならない」と話すと、そのたびに新しい薬が増えていく。薬の量とはうらはらに、母親の食欲はどんどん落ち、好物の和菓子も食べられなくなったほか、手が震える、ひとりでは起き上がれない、立って歩いているといきなり後ろにひっくり返るという症状まで出始めた。清水さんは思い切って医師に疑問をぶつけてみた。“薬を服用しても症状が悪くなっていくのはなぜか?”

「返ってくる説明がどこかうやむやで、なんとなく言いくるめられてしまう。質問中もずっとパソコンを見ていました。ただ、あまりしつこく聞くと母にとってマイナスになるのでは?という心配もあったので、納得がいくまで説明を求められませんでした」

 清水さんは再び勤務先の健康相談室を訪れ、相談した。すると、“うつの場合は効果が出づらいこともあるので1年くらい様子をみては?”という答えが返ってきた。

 そして、1年。思い切って、クリニックを変えてみた。その頃、母親の体重は65kgから42kgにまで減り、介護が必要な状態になっていた。

「新しい先生は30代くらい。若いので不安がよぎりましたが、“よく眠れますか?”“朝の目覚めはいかがですか?”と根気よく状態を聞きながら、薬の処方に反映させていくやり方に好感がもてました。

また、“服用している薬の副作用にパーキンソン病の症状が出るものがある”とすぐに指摘。手の震えや後ろにひっくり返る症状はパーキンソン病特有のものだったそうなんです」

 その後、わずか3か月で、副作用もおさまり体重も順調にふえている。

「42kg→60kg台にうれしいリバウンド(笑い)。しかし先生の対応によって、患者の症状がここまで変わるとは驚きました。今振り返ると、最初の医師に感じた不信感を、もっと早く解消すればよかったと思います」

 大好きな大福を「おいしい」と食べる母親を取り戻すことができてよかったと、今、清水さんは心から思っている。

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