あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【ベストセラー健康法】自律神経の乱れが血流を悪化…「怒り」は万病の元
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【ベストセラー健康法】自律神経の乱れが血流を悪化…「怒り」は万病の元

昔から「短気は損気」と言われてきた。小さなことでいちいち腹を立てていると、結局自分が損をする-という意味のことわざだが、実は、医学的にも正しいようだ。怒って得をすることなど、一つもないらしい…。

 「怒り」と書くと、激怒、激高、怒号、罵倒…といった単語を思い浮かべがちだが、医学的に見ると、こうした激しい感情ばかりが「怒り」ではないという。イライラ、カリカリ、ムカムカといった、サラリーマンなら誰もが日常で持つ感情も、「怒り」に分類され、等しく健康をむしばむ作用を持っている。

 なぜ「怒り」が健康を阻害するのか。それは、自律神経を乱すから…。

 自律神経研究の第一人者として知られる順天堂大学医学部教授の小林弘幸医師の最新刊「『怒らない体』のつくり方」(祥伝社)には、その詳細なメカニズムが記されている。

 「“怒り”の危険性と予防法を医学的に初めて明かし、画期的な“怒りコントロール法”を伝授しています。ストレスまみれのサラリーマン諸氏必読の書と言えるでしょう」と編集を担当した祥伝社副編集長の栗原和子さんは自信を見せる。

 本書の冒頭にある問診リストに回答することで、読者自身の自律神経のバランス状態を4つのタイプに分類。その結果に応じて読み進めていくと、自分に合った「怒りへの対処法」が見えてくる仕組みだ。

 それにしても、なぜ「怒り」が万病のもとのように言われるのか。著者は明快に答える。

 怒りは自律神経を乱し、交感神経が活発になる。すると心拍も血圧も上がって血管が収縮するため血流が悪化し、全身の細胞に栄養が行き渡らなくなるから-と。

 しかも重要なのは、怒りはほんの一瞬でも、一度乱れた自律神経はそう簡単には元に戻らないということ。研究データによると、一度乱れた自律神経が正常化するには3時間程度の時間を要するという結果もあるという。

 また、怒ると交感神経の末端から分泌されるアドレナリンが増える。このアドレナリンには血小板の働きを活発にして、血液を固める作用がある。血行が悪くなる上に血液がドロドロになるというダブルパンチ。これで体が健康を保てるわけがない。

 そもそも、脳梗塞や心筋梗塞の発作のとっかかりに「激しい怒り」が多いことは、読者諸賢よくご存じの通り。そう考えれば、常にイライラしている人の自律神経がいかに体に混乱とダメージを及ぼしているかが、わかるだろう。

 ここまで医学が進んだ現代でも、医師は「病は気から」ということわざを口にする。それほど人の感情は直截的に体調に関与している。著者が「あえて『怒りが病を引き起こす』と断言しよう」と述べているのも、理由があってのことだ。

 電車の中でこの記事を読んでいる人は、ちょっと周囲を見渡してほしい。眉間にしわを寄せて、イライラしながらスマホをいじっているサラリーマンは一人や二人ではないはず。そして、その表情に「幸福感」はあるか。

 あなた自身がそうならないためにも、まずは自身の「怒り」を制御すべきなのだ。 

■小林式「怒り」を遠ざけるための十カ条
(1)部屋を片付ける
(2)口角を上げる
(3)背筋を伸ばす
(4)ゆっくり歩く
(5)「ため息」をつく
(6)ゆっくり水を飲む
(7)仕事も休憩も30分単位で考える
(8)「10分前行動」を心がける
(9)怒りはツイッターではなく「日記」に書く
(10)時には涙を流してリセットする

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