あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】群馬大学医学部附属病院 核医学科 画像診断と放射線治療スペシャリストの集団
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【日本の病院の実力】群馬大学医学部附属病院 核医学科 画像診断と放射線治療スペシャリストの集団

今やどんな病気にも活用され、欠かせないとも言える画像診断。放射線を応用したレントゲン、CT(コンピューター断層撮影)、PET(ポジトロン断層法)、放射線以外にもMRI(核磁気共鳴画像法)、超音波といった、さまざまな診断法がある。

 診断技術と装置の進歩に伴い、放射線を放出する薬品を投与して、診断のみならず治療も行うことを核医学と言う。

 そんな画像診断と治療に力を注いでいるのが、群馬大学医学部附属病院核医学科だ。

 核医学検査数は全国1位を誇る。血管から細い管を通すカテーテル治療や、直接患部に針を刺して治療を行うインターベンショナルラジオロジー(IVR)による治療も得意とする。

針を刺して熱でがんを焼くラジオ波焼灼術では、肝がんだけでなく骨の腫瘍の1つ「類骨骨腫(るいこつこつしゅ)」にも、臨床試験を実施。守備範囲は幅広く、数多くの特殊治療を行う。

 「医療機器の進歩は目覚ましいのですが、画像を診て診断することを専門とする画像診断医は、全国的にも不足している。高度な画像処理を行っても、画像診断医の技術レベルが高くなければ、重要な病態を見落としかねません。

きちんと診断できる医師を育て、さらに治療技術のレベルも上げていく。そのために、分業で若い医師を育てているところです」

 こう話す同科の対馬義人教授(50)は、画像診断のエキスパート。1984年、同病院に核医学科が開設されて以来、スペシャリティーの高い診断と治療に力を注いでいる。

 そのひとつが、樋口徹也准教授(46)が行う核医学治療の「悪性褐色細胞腫のI-131 MIBG治療」や「甲状腺がんのI-131治療」。

 「『悪性褐色細胞腫のI-131 MIBG治療』は、全国では4施設しか行われておらず、患者さんが全国から集まっている状況です。『甲状腺がんのI-131治療』も、診断と治療が同時にできるため、核医学としてはニーズが高い」(樋口准教授)

 一方、宮崎将也助教(37)が力を入れているのは、1997年に治療専用の医療機器として導入した「IVR-CT」による治療 (2007年機器更新)。レントゲン、CT、超音波の画像を組み合わせ、肝がんや類骨骨腫に対するラジオ波焼灼術や、針を刺して患部を凍結する「凍結治療」も腎がん、肝がん、肺がん、有痛性骨軟部腫瘍に対し行っている(腎がんのみ保険適応)。

 「IVRの治療では、同科はさまざまな最先端の治療法をそろえているのが強み。画像診断技術のクオリティーが高いため、正確な場所に針を置くことができ、治療に貢献しています」(宮崎助教)

 最先端の画像診断と治療を行う同科について、対馬教授は「全身をくまなく診て、先進的な技術を積極的に取り入れ、技術の向上を継続しています。この力を集結させることで、より発展させていきます」と意気込みを語った。

 精力的な取り組みに終わりはない。 

<データ>2012年実績
・CT検査数2万6973件
・MRI診断数1万3002件
・核医学検査8164件 
・IVR治療数865件
・病院病床数725床
〔住所〕〒371-8511 群馬県前橋市昭和町
    3の39の15 (電)027・220・7111

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