あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】脳にダメージを与えない「頭蓋底手術」を開発 大阪市立大学医学部附属病院

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【日本の病院の実力】脳にダメージを与えない「頭蓋底手術」を開発 大阪市立大学医学部附属病院  

   

脳腫瘍が生じやすいのは、脳の底面にある頭蓋骨の底(頭蓋底部)。神経や血管が複雑に密集しているだけでなく、生命の根幹を維持する脳の働きにも関わる。

 そんな脳腫瘍を取り除くには、かつては脳を強く持ち上げ、あるいは、一部を切除するのが当たり前だった。しかし、少しでも脳にダメージを与えれば、麻痺などの後遺症も引き起こす。

そんな手術を一新させたのが、大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科。脳にダメージを与えない「頭蓋底手術」を開発し、この分野で世界の頂点を極めている。脳腫瘍だけでなく、脊椎脊髄疾患治療でも、日本の拠点病院として有名だ。

 「脳腫瘍は、生命の根幹に関わるだけに、良性であっても取り残してはなりません。そのために、あらゆる技術を総動員して取り組むことが大切。私たちは、その技術を集積しているのです」

 こう話す大畑建治教授(55)は、世界に名を馳せる脳神経外科医で、難しい症例の患者を数多く救い続けている。大畑教授の治療では、高度な診療機器を用いて診断を下すのは、最初の一歩に過ぎない。最高峰のエベレスト登山に挑むように、手術までの間、どのルートで腫瘍に到達し、取り除くのかをずっと考え続けている。

 「既成概念にとらわれずに、手術の前日まで考えていると、ふと新たな治療方法が浮かぶのです」(大畑教授)

 巨大で複雑な脳腫瘍に対しては、1回15時間に及ぶ手術を2回行い、完全に腫瘍を取り除き、機能温存も実現。患者の回復が、エベレスト登山成功の証となる。気が遠くなりそうな治療だが、大畑教授は妥協を許さない。

「最近は、低侵襲治療といって、機能温存のために脳腫瘍を取り残し、残った腫瘍に放射線を当てる治療も盛んに行われています。しかし、何年も経って再発する患者さんがいます。それを防ぐには、徹底的に手術で腫瘍を取ることが不可欠といえるのです」と大畑教授。

 その信念を裏付けるため、先頃、米国の権威ある学術誌に「多様的治療の時代における頭蓋底部髄膜腫に対する徹底切除の役割」と題した論文を発表した。20年以上前からのデータを調べ、再発がなく元気に過ごす患者のためには、手術の役割が大きいことを説いている。

 そんな大畑教授は、治療や研究に加え、若手医師の育成にも力を注ぐ。「エベレスト登山のような手術に挑む若い医師を増やしたい」。常に厳しい山道も、ベテラン医師のサポートで頂上へ。そんな道筋をつけながら、患者を救うべくまい進中だ。

<データ>2009年実績

★脳腫瘍手術総数123件

★広範囲頭蓋底手術29件

★脊椎脊髄手術83件

★脳血行再建手術3件

★病床数42床(脳外科病棟)

〔住所〕〒545-8585大阪府大阪市阿倍野区旭町1の4の3
(電)06・6645・2121

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( 2017/05/17 20:24 ) Category ■日本の病院の実力・セカンドオピニオン | トラックバック(-) | コメント(-)
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