l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】末期患者の「組織縮小、進行抑制」 表参道吉田病院ヨシダクリニック・東京


【日本の病院の実力】末期患者の「組織縮小、進行抑制」 表参道吉田病院ヨシダクリニック・東京

手術、化学療法(抗がん剤)、放射線治療に続く「第四のがん治療」として注目される免疫治療。九州・熊本で、いち早くこのがん免疫治療に取り組んだのが表参道吉田病院だ。

 同院総院長の吉田憲史医師は、九州大学医学部を卒業後、熊本大学大学院でがん転移の抑制メカニズムや免疫細胞治療の研究を行う一方、臨床においてもその知識を生かしたがん治療に取り組んできた。

 中でも同院におけるがん治療の柱となるのが「活性化自己リンパ球・NK細胞免疫治療」。患者の血液から免疫細胞であるリンパ球を取り出し、増殖活性化させて再び患者の体内に戻すという治療法。勢力を取り戻した免疫細胞が、体内でがん組織を攻撃するというものだ。

 患者自身のリンパ球を使うためアレルギーや副作用等の危険性もない。安全で苦痛のない治療法として、近年全国でこれを導入する医療機関が増えている。

 そんな中で同院の最大の特徴は、診断、採血、リンパ球の増殖活性化、患者への再注入、そしてその後のフォローアップまでの全工程を、すべて院内で完結するという点だ。

 熊本の本院には大学の研究施設レベルのCPC(細胞加工センター)を持ち、専門スタッフが免疫細胞の増殖作業に当たっている。

 これについて吉田医師は、「免疫細胞の増殖活性化の速度は個体差がある。毎日見比べることで患者の体に戻すベストのタイミングを探ることができる」と、この工程を外部機関に出さずに、自院で行うことへのこだわりを見せる。

 主として手術や化学療法など従来のがん治療ができなくなった患者を対象としているため、状況的に厳しい段階で治療を始めることが多いこの治療だが、それでも同院のデータを見ると、全体の47%に「がん組織の縮小」または「進展の抑制」が見られている。普通であれば「あきらめる段階」の患者を対象としての数字だけに、この治療にかかる期待の大きさも頷ける。

 同院では東日本エリアの患者のために東京・中央区にサテライト機関「ヨシダクリニック・東京」を開設。ここで採血した患者の血液はその日のうちに熊本に空輸。本院と同じ工程で免疫細胞の増殖工程を経て、再注入の際は再び東京のクリニックに空輸されてくる。

 最近は韓国や台湾など海外からの受診者も増加。がんの脅威に国境はない。「第四のがん治療」に、国際的なニーズは今後さらに高まりそうだ。(長田昭二)

<データ>2009年実績

★外来患者数2万3188人、入院患者数1322人

★活性化リンパ球がん免疫治療受診者数94人(肺がん21例、乳がん14例、前立腺がん3例、胃がん5例、食道がん4例、大腸がん9例、肝がん3例、その他のがん35例)

★病床数122床(東京は無床)

■本院/熊本市北千反畑町2の5(電)096・343・6161

■分院/東京都中央区日本橋蛎殻町1の29の9

(電)03・3663・6688
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