l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】腰痛、椎間板ヘルニアなどに特化 板橋中央総合病院


【日本の病院の実力】腰痛、椎間板ヘルニアなどに特化 板橋中央総合病院

つらい自覚症状はいろいろあるが、厚労省『平成19年国民生活基礎調査』によれば、男性の第1位は「腰痛」。中でも、足の激痛やしびれを伴う椎間板ヘルニアは代表的な脊椎脊髄の病気だ。その痛みを取る、あるいは、根治的な治療で定評を持つのが、板橋中央総合病院脊椎脊髄センター。患者の増加に伴い2008年に同病院の整形外科からスタッフを専従させて新たにスタートした。

 「患者さんは痛みを早くなんとかしてほしいと希望されます。それに応えると同時に、迅速に行う適確な診断も必要。椎間板ヘルニアと思われていても、別の病気が潜んでいることがあるからです。それらのことが、センターの開設でより行いやすくなりました」

 こう話す中小路拓センター長は、都内では6人しかいない日本整形外科学会認定の脊椎内視鏡下手術・技術認定医の1人。

椎間板から飛び出して神経を圧迫しているヘルニアを除去するには、腰の後ろを7センチほど切開する手術が一般的だ。それを15ミリの小さな切開で内視鏡を挿入して腰椎の隙間から治療を行う。

入院期間は4日程度。手術後の痛みも少なく、高齢者でも行えるのも利点といえる。 その治療を行える数少ない医師の一人である中小路センター長だが、内視鏡手術にのみこだわっているわけではない。

痛みを取るため、「持続硬膜外ブロック」という治療も積極的に行っている。5日間ほどの入院による疼痛の集中治療だ。

 「患者さんは歩けないほど痛くても必ずしも手術を望むわけではありません。『持続硬膜外ブロック』は根本的治療ではありませんが、ほとんどの患者さんの痛みは軽快し、約半数の人は、その後の再発もなく手術を行わずに済んでいます。

これは、患者さんを紹介してくれる診療所の先生方と“病診連携”の体制を取っているからこそ、行える治療法ともいえます」(中小路センター長)

 痛みの取れた患者は、再び診療所で定期的に状態を診てもらう。異変があれば、また脊椎脊髄センターを受診する仕組み。

このような医師同士の連携は、信頼関係があるからこそ築かれたものだ。その連携によって、椎間板ヘルニアの影に潜む解離性動脈瘤や脊髄変性疾患など、別の病気がセンターで見つかることもしばしば。腰の痛みは多様で、原因疾患を見極める診断技術も、センターでは確立している。

 そんな中小路センター長の夢は、「当院は臨床研修指定病院なので、脊椎外科専門医を少しでも多く育て、地域医療に貢献したい」。日々の診断・治療に加え、一人でも多くの専門医を育てるためにまい進中だ。(安達純子)

〈データ〉2009年実績

★整形外科手術総数608件

★脊椎外科手術115件(内視鏡を用いた腰椎椎間板ヘルニア摘出術18件)

★持続硬膜外ブロック30件

★病床数579床〔住所〕〒174-0051東京都板橋区小豆沢2の12の7
TEL03・3967・4275

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