l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】脳疾患 顔面神経温存率100%を実現「虎の門病院」


【日本の病院の実力】脳疾患 顔面神経温存率100%を実現「虎の門病院」

血管が詰まる脳梗塞、血管にこぶができる脳動脈瘤、良性でも命を脅かす脳腫瘍など、いずれも治療には高い技術が求められる。そんな脳疾患の治療で高い評価を得ているのが、虎の門病院脳神経外科。脳腫瘍の手術実績は日本一。間脳下垂体腫瘍の開頭せずに行う治療では、世界屈指の実力を誇る。

 「脳の病気は多彩なだけに、血管内治療や間脳下垂体腫瘍治療の部門を分け、専門性を高めています。その間を埋めているのが脳神経外科。それぞれの部門が信頼関係を築き、連携の強いのも特徴です」

 こう話す同科の臼井雅昭部長は、脳腫瘍のエキスパート。中でも、聴神経腫瘍の治療でずば抜けた技術力を発揮している。一般的に、聴神経腫瘍は良性の脳腫瘍なのだが、聴神経は顔面神経のそばにあり、外科的治療によって腫瘍を取り除くと、耳が聞こえなくなるだけでなく、顔面麻痺といった後遺症が残る。しかし、臼井部長は、モニターを用いた手術方法で、顔面神経の温存率100%の実績を実現。

 「脳腫瘍は、良性であっても命にかかわるだけに、切除して命を助ければいいというのは、医師のおごりだと思います。治療によって麻痺などが生じて、その後の生活に支障が出るのを避けなければなりません。だからこそ、専門性を高める必要がある」(臼井部長)

 そんな同病院には、他病院から紹介された複雑な症例も集まっていた。患者のQOL(生活の質)を維持するために、どのような治療が適切なのか。良性腫瘍や脳血管疾患では、経過を見守りながら治療のタイミングを図ることも大切。専門分野に分かれても、独断で決めずに横の連携によってカバーしている。

 取材した日も、脳神経血管内治療科から臼井部長へ、カテーテル治療ではなく外科的治療が必要ではないかと、患者に関する相談の電話が入った。医師の信頼関係で築く最善治療の選択。それが、実績に結びついている。

 「私たちは、脊髄動静脈瘻(ろう)という動脈と静脈がつながって脊髄の虚血を起こす疾患も、整形外科の医師と連携して治療しています。その他に神経内科との協力体制も築いているのが強みといえます」(臼井部長)

 あらゆる角度から脳疾患を診る体制を作った臼井部長は、脳卒中センターを作りたいと思っている。今でも、救急患者を受け入れる体制はあるが、「充実させたい」という。「病院の評価は術数ではない」と断言する臼井部長は、患者にベストな治療を行うために今も奔走中だ。

<データ>2009年実績

★年間手術数(血管内/間脳下垂体を含む)660件

★脳腫瘍92件(内、聴神経腫瘍42件)

★血管障害34件

★下垂体部腫瘍(開頭以外)320件

★血管内治療111件

★病床数890床(内、脳外科関係45床)

〔住所〕〒105-8470東京都港区虎ノ門2の2の2(電)03・3588・1111
関連記事
月額890円・独自SSL証明書0円
カテゴリ
最新記事
★★互助会推薦★★