あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【今日のストレス 明日の病気】風邪で休んだ罪悪感で“手の不調” 「しびれ」や「疲労感」に
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【今日のストレス 明日の病気】風邪で休んだ罪悪感で“手の不調” 「しびれ」や「疲労感」に

心と体は直結している。心の不調は、そのまま“目に見える症状”として現れることを理解しておかないと、ストレス社会は乗り越えられない。今回は、そんな典型的ストレス症状が“手”に出てしまった人の物語。

 建築資材会社に勤めるIさん(46)は、社会人になって初めて会社を休んだ。40代も半ばになると、「ただの風邪」も治りにくい。休んだのは2日間だったが、発症から全快まで、実に10日という長期を要した。

 彼にとって、復調の遅れもさることながら、仕事を休み、周囲に迷惑が及ぶのが気がかりだった。責任感が服を着て歩いているような彼にとって、たとえ風邪とはいえ、会社を休むことは“罪”と感じる。

 そんな彼を、今度は別の不調が見舞う。手が思うように動かせなくなったのだ。

 車の運転や食事など普段の生活は問題ないが、職場で書類を書いたり、キーボードを打ったりする時に手が使いづらくなる。上手だったプレゼンテーションも、ぎごちなくなってしまった。

 動きがぎこちないだけでなく、時には「しびれ」「疲労感」を覚えることもある。不安になって脳の検査も受けたが、異常は見つからなかった。

 「ストレスによる身体表現性障害と思われます」と指摘するのは、東京・秋葉原駅クリニックの大和田潔院長。そのメカニズムを解説する。

 「精神的なストレスが強すぎると、心が防御反応を示すようになる。その反応はさまざまな体の症状となり、症状の出方は一様ではない。Iさんのように手の動きに支障をきたすケースは、決して珍しくはありません」

 ちなみにこれは、緊張で手がこわばる「書痙」とは別症状。Iさんの症状は元のストレスを取り除くことで多くは軽くなるが、発症からひと月が過ぎた現在も、手の不調が続いている。ストレスが消えないのだ。

 会社に行っても家にいても、ストレスから抜け出せないとは…。日本のサラリーマンに安らぎの場はないのか。

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