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お酒を飲まないから大丈夫、は間違い! 増える非アルコール性脂肪肝

◆「飲まないから大丈夫」は間違い。健康診断の結果を要チェック!
肝臓に必要以上の脂肪が蓄積した「脂肪肝」。肝機能の異常を伴わない単なる脂肪肝は、人間ドックの受診者の3~4人に1人に見られるほど、現在は増加しています。アルコールが原因としてよく知られていますが、実は、お酒を飲まないのに発症する脂肪肝「非アルコール性脂肪肝(NAFL)」もあるんです。

とはいえ、血液検査で肝機能の数値が正常範囲ならば、即、問題ではありません。

しかし、肝機能の数値が正常より高いと注意が必要。放置すると、脂肪の蓄積により炎症が起こり、肝臓の線維化が進行します。この状態を「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」と呼んでいます。その中には、肝硬変、さらに肝臓がんへと進行する場合もあります。

◆原因と主な症状 
「非アルコール性脂肪肝」の原因としては、内臓肥満や高脂血症など生活習慣病、ホルモンのバランスや体質など、さまざまな要因が関係していると考えられています。代謝が落ち、エネルギーを蓄積しやすくなる中年以降に増えるため、おなか周りが気になりだしたら要注意。女性は更年期にも気を付けてください。

肝臓は“沈黙の臓器”と言われるように、脂肪肝、脂肪肝炎ともに、自覚症状はほとんどありません。何か症状が出たときには、すでにかなり進行していることも。そのためできるだけ初期、健康診断(腹部の超音波検査)で脂肪肝が見つかった時点で、生活の改善に努めることが重要です。

◆予防法・治療法
現在は特効薬があるわけではなく、健康的な食生活(腹八分目に。食べ過ぎない)、適度に体を動かすなど、治療は生活習慣の改善に地道に取り組むのみ。ただ、減量に成功すると、非アルコール性脂肪肝炎はてきめんに改善します。肥満気味という人は、まずは、体重の3%の減量を目指して食事運動療法に取り組みましょう。

●取材協力
浜の町病院 肝胆膵内科統括部長
日本肝臓学会専門医
高橋和弘 先生

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