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妊娠30週でまさかの「逆子」に! 熱さに泣きそうになりながらお灸治療に挑戦


妊娠8ヶ月を過ぎ、いよいよ妊娠30週目に突入した健診当日。

いつものように超音波検査で赤ちゃんを見てもらうと、さっきまで穏やかだった先生の顔が一変して険しくなりました。

そして私の顔を見てたった一言、「逆子です」と言ったのです。

これを聞いた私はびっくり!だってもう既に妊娠8ヶ月目。

子宮の中は赤ちゃんが動き回る余裕はほとんど無く、今更逆子になるなんて思いもしなかったのです。

「先生、出産までには直りますよね?」

と恐る恐る聞いてみると、先生は、

「うーん。難しいかもしれません。一応帝王切開の可能性も考えておいてください」

と、これまた怖いことを言うではありませんか…!

臆病者の私はなんとか帝王切開だけは避けたくて、必死に逆子を直す方法を探しました。

横向きに寝て赤ちゃんが少しでも動きやすくしたり、逆子体操をしたりしましたが全然ダメ。

そんな中、ワラにもすがる思いでたどり着いたのが「お灸」を使った逆子治療だったのです。


インターネットで逆子治療のお灸について調べ、近隣の鍼灸院に早速電話してみると意外なことになかなか治療をしてくれる所が見つかりません。

それどころか妊婦であることを伝えるだけで逃げるように断られてしまいます。

「もしお灸が原因で赤ちゃんに何かあったら責任が取れない」というのが理由でした。

何度かあきらめそうになりながら、隣町の鍼灸院にまで電話をして、ようやく1軒だけ逆子治療に応じてくれる所を見つけることができたのです。

人生初の鍼灸院に恐る恐る入った私は、予想していたよりも若い先生に迎えられ早速診察を受けることに。

脈を取ったり手足を触ったりした後、先生は、

「体が冷えてしまっています。体が冷えていると、赤ちゃんは温かい心臓の方に頭を向けるので逆子になってしまうのです。ツボをお灸で刺激し体を温めることで、赤ちゃんが元に戻りやすい環境を整えましょう」

と、やさしい口調で言ってくれました。

お灸は3日に1度。足の小指の外側にある「至陰(しいん)」というツボと、くるぶしから指4本分上の位置にある「三陰交(さんいんこう)」というツボに施術します。

初めてのお灸はもぐさが燃えるのが熱くてたまらず、何度も泣きそうになりました。

しかし、お灸を受けると確かに体がじんわりと温まって、お腹の中で赤ちゃんがポコポコとよく動くのです。

熱いのは苦手でしたが「逆子を直すためだ」と自分に言い聞かせて、頑張って治療に通い続けました。

そして迎えた妊娠32週の健診の日。2週間の間、お灸に耐えた効果があることを願ってドキドキした気持ちで超音波検査を受けました。果たしてその結果は…!?

赤ちゃんは左右の向きが変わっただけで逆子は直っていませんでした。

その結果に私はガッカリ。「あんなに熱くて辛かったのに~!」とかなり凹みましたが、幸い産院の先生による外回転術でなんとか赤ちゃんを元に戻してもらうことができたのでホッと一安心。

残念ながら私の場合はお灸だけで逆子を直すことはできませんでした。

しかし、妊婦にとって体の冷えが良くないのは事実だと思いますし、お灸で巡りをよくしてもらって本当に良かったと思っています。

それ以来、アイスを食べるのを控えたり冷房を弱めたりして、体を冷やさないように心がけるようになったのは言うまでもありません。

著者:かのぽむ
年齢:32歳
子どもの年齢:5歳の息子と1歳の娘

海辺の田舎町で5歳の息子と1歳の娘、二人の育児に奮闘中の主婦です。趣味は羊毛フェルトでハンドメイド作品を作ること。最近は月日の流れがとても早くて、毎日忙しいながらも充実した日々を送っているんだなと感じています。

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