l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】杏林大学医学部付属病院もの忘れセンター “認知症”早期発見に尽力★杏林大学医学部付属病院もの忘れセンター


【日本の病院の実力】杏林大学医学部付属病院もの忘れセンター “認知症”早期発見に尽力★杏林大学医学部付属病院もの忘れセンター

国内では65歳以上の1割以上が認知症、あるいはその予備軍と言われる。記憶が欠落する認知症は、本人の自覚は難しく、家族が気づいたときには症状が進んでいることも多い。

どこの病院へ行けば良いのか、在宅介護はどうすればよいのか、さらには、本人が「病院へ行きたくない」と拒む場合はどうするか。家族には悩ましい。

 そんな患者と家族をサポートするために、全国でも珍しい取り組みを行っているのが杏林大学医学部付属病院「もの忘れセンター」だ。

 地域の専門病院や診療所、行政と関連する在宅介護支援センターなどが、約4年前に「三鷹・武蔵野認知症連携を考える会」を結成。中心となり動いたのが、同病院センター長の神崎恒一教授(52)。複数の機関の情報共有をスムーズに行うため、6つに分けた「もの忘れ相談シート」を新たに開発し、成果を上げている。

 「認知症は、早期に発見して医療機関や福祉が介入することで、徘徊(はいかい)や暴力などの、家族を悩ませる症状を食い止めることが可能です。各機関がシートを用いて情報を互いにやり取りし、情報共有を確実にすれば、早期発見と介入ができます」

 こう話す神崎教授は、長年高齢者の全身を診る高齢医学について研究し、診療に携わる。

 一般的に高齢者は生活習慣病、心臓病やその他の血管障害、運動器障害など、数多くの持病を抱える。複数の医療機関を受診し、たくさんの薬を処方されるケースがありがち。医療機関の情報共有がない場合、同じような薬が重複されることも。その解消にも、シートの情報共有は有効だ。

 「ご高齢の方は、身体の不調があると内に引きこもり、認知症がひどくなってしまうことがあります。心と身体のつながりは深く、悪循環を断ち切るためにも、各機関と情報連携を行って体操や趣味の活動に参加するなど、日中の活動性を高くすることが大切です」

 体調管理や薬の整理は診療所が行い、高度な医療が必要なときには専門病院、引きこもりの抑止や介護の介入は福祉など、情報共有による連携が行われている。

 さらに患者の家族の不安を解消するため、小グループの勉強会も実施。医師に言えない不安や悩みも、勉強会で解消できるようにしている。

 このような地域ぐるみで支援する新システムは、非常に注目されており、他の地域や医療機関からの見学もあるという。

 「ご家族の方に安心感を持っていただくことはとても大切です。地域によって医療機関や福祉の状況は異なりますが、その地域に合わせた連携システムを作ることで、高齢者医療は大きく変わると思います。

多くの若い医師にも、もっと高齢医学を学んでほしい。そういう教育システムも作りたい」と神崎教授。

 超高齢化社会で医療は行き詰まると言われる現状を打破し、新たな未来を築くために尽力中だ。

<データ>高齢診療科2010年度実績
・年間延べ患者数7926人績
・新規入院患者数401人績
・もの忘れセンター新規患者数633人(軽度認知障害136人、アルツハイマー型認知症116人、脳血管性認知症85人など)績
・病院病床数1153床

〔住所〕〒181-8611 
東京都三鷹市新川6の20の2(電)0422・47・5511

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