l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の名医】えそした足を完全に切断せず機能残す!★佐賀大医学部附属病院(佐賀県佐賀市)形成外科診療教授 上村哲司さん(50)  


【日本の名医】えそした足を完全に切断せず機能残す!★佐賀大医学部附属病院(佐賀県佐賀市)形成外科診療教授 上村哲司さん(50)  

「足救済外科(足病外科)」という診療科目を耳にしたことがあるだろうか。糖尿病の合併症などでおきる足の壊疽(えそ)。これを完全に切断するのではなく、組織と機能を温存することを目的とした形成外科領域の一分野だ。

 佐賀大学形成外科の上村哲司医師は、日本における足救済外科の第一人者として知られる人物。

 一口に「足の病」といっても、対象は皮膚、筋肉、骨、神経、血管、そして元にある糖尿病などの基礎疾患、さらには靴の問題など広範囲にわたる。

そこで「キズの治療を専門とする形成外科医が中心になるべき」と考えた上村医師が旗を振り、内科、血管外科、循環器科、あるいは看護師や装具士らに呼びかけ、壊疽した足を切断せず機能を極力残すにはどうしたらいいのか-を話し合う勉強会が始まった。

 糖尿病から壊疽を招いて下腿切断に移行するのは約1%。推定患者数900万人、予備軍を入れると2000万人を超えるとされる糖尿病患者の数を考えると、そのリスクは決して小さくない。

 「日本では足の治療を総合的に教える学問がなく、臨床現場でも形成外科や整形外科、皮膚科などが個別に対応している。“足病専門医”の存在するアメリカとは大違いです」(上村医師)

 状況的に“切断やむなし”のケースもある。

 「それでも切断面積を最小限にし、機能温存のための皮膚移植などを行うには、形成外科医が中心でマネジメントをするのが理想的」と語る上村医師。

 “足救済”という共通の目的に向けた組織横断的な治療を始めて5年。その成果は徐々に浸透し、全国の医療者から注目されている。(長田昭二)

 ■上村哲司(うえむら・てつじ) 1962年福岡県飯塚市生まれ。87年久留米大学医学部卒業。日本赤十字社医療センターで外科研修。89年昭和大学形成外科に入局し、本院並びに関連病院に勤務。途中2年間、豪ロイヤルアデレードホスピタルに留学。2000年より佐賀大学外科学(整形外科)に勤務。04年同大形成外科新設に伴い現職。趣味は生け花。

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