あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【日本の病院の実力】順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科 最先端の食道がん医療で世界を牽引
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【日本の病院の実力】順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科 最先端の食道がん医療で世界を牽引

わずか4ミリの薄い壁に生じる食道がんは、再発・転移を起こしやすい。

 5年生存率(TNM分類第6版)は、粘膜の表面にがんがとどまるステージIの全国集計で65%。粘膜の下に到達し、リンパ節転移も1-2個見られるステージIIBになると34%に下がり、

さらに進行したステージIIIは20%。頸部へのリンパ節転移も見られるステージIVになると6-14%で、非常に厳しいものとなる。

 そんな現状を独自の高度な医療技術で打開しているのが、順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科。ステージIIBの5年生存率は65%、ステージIII50%、ステージIVは44%と、驚異的な数字を実現している。

 食道手術総数が全国トップレベルというだけでなく、化学療法や放射線治療を組み合わせた集学的な治療で、世界も牽引(けんいん)中だ。

 「食道がんの治療は、5年生存率だけでなく、術後の合併症の施設間格差も非常に大きい。私たちは、合併症を1%前後に抑えながら、進行がんに対しては集学的な治療を行うことで、5年生存率の引き上げを実現しています。

食道がん手術の技術レベルの高さがなければ、化学療法や放射線療法の集学的治療も成り立たないともいえます」

 こう話す同科の梶山美明教授は、3000例以上もの手術経験を持つ食道がん手術のスペシャリスト。食道という臓器は頸部、胸部、腹部へと伸びるが、それぞれの食道と付随するリンパ節を取り除く「3領域リンパ節郭清(かくせい)手術」を梶山教授は得意とする。

 しかし、3領域の食道やリンパ節は、たくさんの臓器や血管、神経に囲まれ、特に頸部では、声に関わる反回(はんかい)神経まひ、胸部では肺の合併症、さらに縫合不全といったことも、一般的には起こりやすい。

 「外科医が高い技術レベルを持って、ひとつひとつ丁寧に行えば、80代の進行がんの方にも、合併症を防ぎながらの手術は可能です。きちんと医師が勝負を挑んでいるのか。

患者さんも手術に対して、覚悟をするわけですから、私たちはそれに常に応える必要があると思っています」

 梶山教授は、早期がんに対する内視鏡による治療も、全て同科で請け負っている。食道がんは、早期がんに見えても、リンパ節転移をしていることがあるなど、非常に病態が難しい。だからこそ、早期がんから進行がんまで、全ての食道がんに立ち向かうべく体制を整えているのだ。

 「常に新しいエビデンス(科学的根拠)を作ろうとしています。そうでなければ進歩はあり得ない。新たな手術前の放射線療法と抗がん剤治療の効果検証も、論文を発表したばかりです。

他の臓器へ再発転移した食道がんに対しても、全身的な治療の開発を行いたい」と梶山教授。

 100%の治療の確立を目指し、食道がんと闘っている。 

<データ>2012年度実績
・手術総数356件

・食道手術総数234件(食道がん手術138件)
・胃十二指腸手術総数213件(胃がん手術133件)
・病院病床数1020床
〔住所〕〒113-8431 東京都文京区本郷3の1の1 
(電)03・3813・3111

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