あなたの健康はお金で買えますか・・・? アメリカに学ぶ なぜ、がん生存者が増えているのか?
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アメリカに学ぶ なぜ、がん生存者が増えているのか?

アメリカでは、がんを患ったものの治療によって完治した人、完治はしていないが日常生活をきちんと送りながら生活できている人が増えているという。なぜなのだろうか。

アメリカでがん生存者が増加傾向に
 アメリカのがん協会が、がん生存者が2016年に1550万人に達し、今後の10年で2000万人を超える予測を発表した。増えている理由についてがん協会は、がんの発見と治療技術が向上したからとしているが、それとともに人口の増加なども関係しているようだ(※1)。

日本ではがん死亡者が増加
 日本の現状はどうだろうか。国立がん研究センターの統計を見ると、男女ともにがんになる人も、がんで死亡する人も増加し続けている。2013年のがん死亡数は1985年の約2倍にもなっている。人口の高齢化がその主な理由と同センターでは分析している(※2)。

 アメリカと同じ条件で数値化された統計がないので比較がしにくいが、世界保健機関(WHO)が日本・フランス・イタリア・イギリス・アメリカの5カ国のがんの死亡率をまとめたデータがある。男性に限っての傾向にはなるが、日本を除く4カ国では、1980年から1990年の間にピークを迎え減少傾向が認められる一方、日本では、少し遅く、最近になって減少傾向にある(※3)。

35年の後れを取る日本
 日本は減少の傾向が他国より遅い。その理由の一つになるのが、がんに対する国の対策だ。日本では「がん対策基本法」が2006年6月に成立した。一方、アメリカは35年も前の1971年に「米国がん法」を成立させている。このように、国を挙げてがん対策に乗り出したスタート時期が違うのが大きい。加えて、アメリカは世界のがん研究をリードしている国とされている。また、がん患者団体が国に対してがん対策を呼び掛ける動きが盛んで、国を動かす大きな存在となっているから、との指摘もある(※4)。

アメリカで盛んな「代替医療」とは?
 アメリカでがん生存者が増えている背景の一つとして、「代替医療」が積極的に行われていることについても知っておく必要がある。「代替医療」は日本人には、まだまだなじみの少ない言葉だが、外科的手術や化学療法ではなくて、漢方、ハーブ、サメ軟骨、プロポリス、気功…など、普通の病院では行われない医療のことだ(※5)。ハーバード大学の調査では、アメリカ人の3人に1人は何らかの代替医療を受けているそうだ。また、代替医療に関する政府機関まで存在するほどだ(※6)。

サプリメント市場も拡大傾向に
 サプリメントを取ることも代替医療の一つだ。アメリカでは6割の人がサプリメントを服用している。しかも、その3分の1が医師によるアドバイスによるものだという。米国食品医薬品局(FDA)によると、サプリメント市場は年々拡大していて、1994年の81億ドル(約8,200億円)だったのが、2000年には171億ドル(約1兆7,000億円)と6年間で2倍以上の規模になったという(※7)。
 
がんに対する治療は、日本では一般的には、外科的手術や化学療法などが第一選択肢だ。代替療法に効果があるかどうかは別にして、患者にとって治療の選択肢が増えることは良いことであり、もし、がんを克服できるのであれば、それ以上、望むものはないというのが患者の本音だろう。

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