l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【がんへの備え】ピロリ菌感染、なるべく早く除菌治療を 子供への感染予防も★胃がん編(2)「ピロリ菌の除菌」


【がんへの備え】ピロリ菌感染、なるべく早く除菌治療を 子供への感染予防も★胃がん編(2)「ピロリ菌の除菌」

胃がんが発症しやすくなる“萎縮性胃炎”の原因はピロリ菌。検査(呼気や血液、便、尿など)で感染が分かれば、まずは除菌が大事。

元国立がん研究センター中央病院・内視鏡部長で日本橋大三クリニック(東京)の斉藤大三院長に、除菌治療の効力を聞いた。

 ピロリ菌の感染者は若い世代では年々減少している。一方、懸念されるのは、定年退職して毎年受けていた職域検診がなくなる世代の人たちだ。

 「会社に勤めていれば嫌々でも検診を受ける。だが、胃がんの発見が増えるのはちょうど定年前後の年齢。その世代は、ピロリ菌の感染率がまだ高いので要注意です」

 年齢別の大まかな感染率は、低くなった現在では年齢から5-6を引いたパーセンテージと言われる。40歳なら35%、60歳なら55%ぐらい。

 感染者は、ピロリ菌を抗生物質で退治する除菌治療を早く受ければ、早いほど胃がんの発症は抑えられる。ただし、勘違いしてはいけないのは、除菌でそれまであった胃がんのリスクがなくなるわけではないこと。

 「除菌しても、初めからピロリ菌がいない人と同じリスクに改善するわけではない。胃粘膜が萎縮していれば、除菌で進行はある程度止められるが、胃粘膜は元には戻らない。胃がんのリスクも進まないが、そのまま残る」

 ピロリ菌の感染は、2歳をピークに5歳までに主に親からうつると考えられている。完全に胃がんを予防するなら、出生前から親のピロリ菌対策が必要という。

 「母親は出産前までにピロリ菌を検査して、感染していれば除菌する。父親は出産後2年以内ぐらいまでにはチェック。そうすれば子供の胃がん予防につながります」

 除菌治療は、2種類の抗生物質と胃酸抑制薬の3剤を1日2回朝夕食後、1週間服用する。

 「徐々に耐性菌が出てきているので、今、最初の除菌成功率は70%ぐらい。除菌できなかった場合、抗生物質1種類を変えた二次除菌では90%以上が除菌できます」

 ピロリ菌の除菌治療は、今はまだ胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など5つの適応症がなければ全額自費。薬代は抗生物質の用量で若干異なるが、1週間分で5000-6000円(10割負担)ほどかかる。

 「除菌は若い年代にやった方が有効性は高い。胃がんのリスクはなくなるわけではないが、胃粘膜がきれいになるので、がんが発見しやすくなる。

血液検査で胃粘膜の萎縮を示すペプシノゲンとピロリ菌感染が陽性なら、まず除菌、そして必ず内視鏡検査を受けてもらいたい」

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