思いがけない人から好かれたり、告白されたりすることは、ときどきあるもの。そうした場合、男は全く自分の好みのタイプじゃなくても、たいてい「うれしい」と言う人が多いらしい。
でも、女の場合は、自分の好みじゃない人から好かれることを「迷惑」と思う人が多いと聞く。
相手が自分に好意を持ってくれるというのは、自分が認められ、評価されることのはずなのに、なぜ男女で受け止め方に差があるのだろうか。
「モテるデート」(あさ出版)など、男女の心理に関する多数の著書を持つ、心理コーディネーターの織田隼人氏に聞いた。
「女性が、自分の好きじゃない男性に好かれることを迷惑に感じることがあるのは、男性と違って女性は『好かれる』ということに対してリスクがあるからです」
女性が「好かれる」リスクって、どんなこと?
「一般的に力の強さでは女性は男性にかなわないことが多いです。そのため、変な男性に好かれると対処できない場合が出てくる可能性があるので『変な男に好かれたくない』という気持ちがわくことが多いのです」
確かに、相手の恋愛感情がおかしな具合にもつれ、ストーカー化してしまうリスクなどもあることを考えると、手放しで喜べないということか。
「一方、男性の場合は、女性に比べて変な女性に好かれても問題が起きる可能性が低いので モテることをうれしく感じやすいです」
ところで、近年はインターネットでの出会いを求める人が、男女ともに少なくない。なぜ?
「一番のメリットは、『知り合いが少ないこと』ですね。誰も自分のことを知らない環境下では、普段よりも積極的な行動を取りやすく、より『新しいワクワクやドキドキ』を感じて、恋愛に発展しやすいのです」
手軽に知り合える一方で、「好かれることのリスク」も、より高まるネットでの出会い。ご注意を。
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