あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【気になるこの症状】冬は「心筋梗塞」に注意 危険な寒暖差…症状続けば早期受診を
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【気になるこの症状】冬は「心筋梗塞」に注意 危険な寒暖差…症状続けば早期受診を

 気温が低下し血圧が上昇する冬は、血液が固まりやすく心筋梗塞の発症が増える。特に起床後1時間以内、午前8-10時に発症する人が最も多い。寒い冬の朝は、十分注意しよう。

 【15分以上続く激しい胸痛】

 心筋梗塞の4割弱は、ある日、突然、何の前触れもなく発症する。「東京ER広尾」で多くの救急搬送患者を診てきた経験をもつ「光が丘クリニック」(東京都板橋区)の徳安良紀院長が説明する。

 「心筋梗塞は、動脈硬化で心臓の冠動脈血管壁にできたプラーク(脂肪と白血球の塊)が損傷し、血管内に血栓が詰まって血流が完全に途絶え、その先の心筋細胞が壊死(えし)する病気です。強烈な胸の痛み、冷や汗が出現し、死ぬのではないかと思う不安感に襲われます。胸痛が15分続けば心筋梗塞を疑い、すぐに救急車を呼ぶ必要があります」

 心筋梗塞が発症すると心停止が高率に発生し、86%は発症後1時間以内に出現する。日本での死亡率は20%以上と報告されており、その半数は病院に到着する前に亡くなっている。

 【朝と入浴時は要注意】

 高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、家族歴などの冠危険因子をもつ人ほど発症のリスクが高い。

 「人の体は起床すると交感神経が活発に働いて、血圧を上げ、血液を固まりやすくする。特に冬の朝は薄着でトイレに行ったり、暖かい部屋から寒い外に急に出ると血管が収縮し、プラークが損傷しやすく、心筋梗塞が発症しやすくなります。外出時には十分暖かい服装をして外に出ることが予防になります」

 屋内の温暖差が激しくなる冬の入浴も要注意。脱衣所を暖めたり、お湯を40度以下にするなどの対策が大切だ。

 【時間が生死を分ける】

 疑う症状(別項)があれば我慢せずに、早く救急車を呼ぶことが重要。早期に循環器科の専門医療機関に到着できれば、90%以上は救命できるという。

 「専門科のある病院では、脚の付け根や手首からカテーテルを挿入して、風船で閉塞(へいそく)部分を広げるバルーン治療や金属の筒で血管の内側から広げるステント治療が行われます。また、一部の人は、バイパス手術が必要になる場合があります」

 ただし、高齢者や糖尿病の人では発症しても胸の痛みが出ない「無痛性心筋梗塞」の人もいる。胸痛だけにとらわれない注意が肝心だ。

 「だるい、吐き気、気持ちが悪い、冷や汗などの症状しか現れないので治療開始が遅れることが多い。冠危険因子をもつ人は、これらの症状だけでも心筋梗塞を疑って、早期に専門病院を受診してもらいたいです」

 《心筋梗塞が疑われる症状》
 【主症状】
 ・前胸部の強い痛みや圧迫感。ただし、高齢者や糖尿病の人には出ない場合がある(無痛性心筋梗塞)
 【放散痛】
 ・首、のど、みぞおち、腕などに痛みを感じる
 【その他】
 ・冷や汗が出る、顔面蒼白、吐き気や嘔吐などの強い不快症状(無痛性では主症状になる)
 ・ニトログリセリン(硝酸薬)が無効の狭心症




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