あなたの健康はお金で買えますか・・・? 矯正は高校生くらいがベスト/照山裕子お口の悩み
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矯正は高校生くらいがベスト/照山裕子お口の悩み

<歯科医照山裕子が答えるお口の悩み(33)>

 元モデルの歯学博士・照山裕子さんが、口臭が気になる、歯周病が進んできた…歯と口の悩みなど、皆さんの悩みに回答します。

 Q 矯正について教えて下さい。

 A お子さんに関して一番多いのは、矯正は何歳から始めたらいいですかという質問です。先生によっても見解が多岐に分かれる分野でもありますが、小さいころからスタートし、正しいかみ合わせやきれいなな歯並びになるよう誘導していくやり方と、骨格が安定してくる高校生くらいから始める場合があります。

早い時期に始める最大のメリットは、顎の発育をコントロールしながら行うため、より理想的なかみ合わせに近づけられる可能性が高くなるという点でしょうか。骨格が決まってしまうとそれに応じて歯を並べることになるので、症例によっては抜歯が必要になるケースも出てきます。

 適正なスタート時期は患者さんによってまちまちであっても、気になる点があるなら早めに専門医に診てもらいましょう。親御さんの骨格や歯並びが遺伝する要素もありますから、準備は決して無駄にはならないと思います。病院選びのポイントとしては、お子さんの成長や発育を加味しながら長くお付き合いできる先生を選ぶこと。

大人になってからでも見た目上ある程度の改善は可能なのですが、小児期の習癖(指しゃぶりや口呼吸)やガタガタした歯並びが原因でプラークコントロールが悪くなり、あっという間に虫歯にしてしまった患者さんをたくさん拝見している一般歯科医の立場からすると、「早く矯正していたら防げたのにね…」と残念に感じる場面が多々あるからです。かくいう私もかつてはそういう子供のひとりでしたから、思い入れは非常に強いです。

大人の矯正で一番問題なのは、歯周病との関連です。成人矯正に力を入れている先生を選び、じっくり相談してみてください。

 矯正といえば、昔は金属の針金をガチガチにつけるイメージでしたが、今はセラミック製のブラケットなど目立たない装置が出ています。カラフルなゴムもそろっていて、ファッションの一部として矯正装置を楽しんでいる若い女性もいます。人前に出るお仕事の方には、裏側からワイヤを通して歯を動かす方法や、歯型をコンピューター解析してマウスピースを作り毎月交換していく方法が人気です。

 ◆照山裕子(てるやま・ゆうこ) 歯学博士。厚労省歯科医師臨床研修指導医。歯と全身の関わりについて幅広く学んだ経験を基に、機能面だけでなく審美的要素にもこだわった丁寧な治療がモットー。分かりやすい解説でテレビ、ラジオにも多数出演している。学生時代はモデル事務所に所属。近著に「歯科医が考案 毒出しうがい」(アスコム)。

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