l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 激痛で体が動かなくなる強直性脊椎炎 加齢とともに進行 関節固まる


激痛で体が動かなくなる強直性脊椎炎 加齢とともに進行 関節固まる

「強直性脊椎炎」という病気をご存じか。激しい痛みの症状が出ると体を動かせなくなるが、痛みがないときは動かせるという不思議な病気だ。

 「20代のころから腰痛持ちだったんですが、たまにマッサージに行けば楽になっていたので軽く考えていたのがいけなかったのですね」と反省しきりなのは、証券会社勤務の杉山誠さん(54)=仮名。

40歳を過ぎると腰痛だけでなく、背中を曲げたり振り返ったりするのもつらくなり、もしや深刻な病気ではと、大学病院に駆け込んだ。検査の結果、「強直性脊椎炎」だろうとの診断。以来、専門の医療機関で治療に専念している。

 「強直性脊椎炎は、関節が固まってしまう病気で、背中や腰、あるいは、首や胸、肩、股などの痛みに始まって、重症の場合、年を追うごとに症状が進行し、関節が動かなくなります。

若年時であれば薬で進行を緩和することもできますが、中高年となると、病状が進行しているケースが多く、そこからの改善はかなり難しいというのが現状です」と語るのは、強直性脊椎炎の専門家である順天堂大学の膠原(こうげん)病・リウマチ内科の多田久里守医師。

 発病自体を抑える方法は今のところないというが、早期発見・早期治療が大切という。

 「夜や明け方などに関節が痛む、また、安静にしていると痛みが増し、動くと軽くなるというのがこの病気の特徴です。さらに、横を向く、しゃがむ、振り返るといった動作がしづらいというのもチェックポイントになります」(多田医師)

 強直性脊椎炎と診断されれば、保険適用内の薬を継続的に服用することで痛みは抑えられ、進行も緩められるという。

 早期発見が肝心となるこの病気の悩みどころは「強直性脊椎炎」と診断を下せる病院が少ないこと。患者の山田奈緒子さん(51)=仮名=は、自らの経験談をこう語る。

 「整形外科で座骨神経痛と診断されたんです。それで、薬も飲み続けたんですが、痛みは解消せず、カイロプラクティックや針きゅう院にも行きましたが対症療法でしかありませんでしたね」

 現在診断を下せるのは、順天堂大学の膠原病・リウマチ内科のほかに、強直性脊椎炎の患者会である日本AS友の会がホームページで紹介している医師、もしくは、近隣のリウマチ科・整形外科にも診断を下せる医師がいるケースもあるという。

 この病気で厄介なのが、関節が固まる前の痛みがないときは何不自由なく体を動かせるというところ。ところが、症状が悪化すると激しい痛みで体を動かせなくなる。その落差に仮病を疑われてしまうことが多いというのだ。

 「なんでもない日は、友人とキャンプに行ったり、会社での事務仕事も普通にできるのですが、痛みが出ると、呼吸もまともにできなくなるほど。それで会社を休むんですが、大げさなと白い目で見られちゃうんです」(山田さん)

 強直性脊椎炎と診断されれば、そうした誤解も解けることになる。少しでも症状に心当たりがある方は、早速、専門医を訪ねてみてほしい。

関連記事
月額890円・独自SSL証明書0円
カテゴリ
最新記事
★★互助会推薦★★