あなたの健康はお金で買えますか・・・? 頭を怪我した時には精神症状にも要注意!
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頭を怪我した時には精神症状にも要注意!

頭を怪我してしまう事は比較的、よくある事。実際、頭部外傷の年間発生数は約30万という推定もあり、頭部外傷は実は精神症状が生じる大きな原因の一つになっています。

今回は、もしも頭を何かにひどく、ぶつけてしまったような事があった時、是非、気をつけておきたい精神症状と、その対処法について詳しく解説いたします。

・頭部外傷のメカニズム

頭部外傷は時と場合によっては、その外傷を与えた衝撃や物体が頭蓋骨を貫通してしまうケースもあります。例えば、矢じりの先のような、鋭がった物体が頭に深く刺さってしまったような時ですが、そうした場合、その頭蓋骨を貫通した部位で、脳へのダメージは特に大きくなるものです。

一方、頭蓋骨が衝撃を受けただけで済んだ、いわゆる打撲の場合でも、例えば、頭を何かの拍子に、何かにぶつけてしまったような時でも、時に、脳へのダメージが大きくなってしまう可能性があります。

そのメカニズムは、頭を何かにぶつけてしまった時、その衝撃の程度によっては、脳が頭蓋骨の内側で激しく振動してしまい、何度も頭蓋骨に衝突する事で、脳の実質に深刻な神経学的ダメージが生じてしまう可能性もあるからです。

さらに頭部外傷後に生じ得る二次的なダメージ、例えば、脳浮腫や脳出血などによって、脳へのダメージがさらに拡大化してしまう可能性もあり、頭部外傷後に出現する可能性がある様々な精神症状は、こうした脳への神経学的ダメージが、その大きな要因になっています。

・頭部外傷後の精神症状

・次に頭部外傷後に出現しやすい精神症状をまとめます。
・気持ちが全く冴えない、あるいは、不安感が強過ぎる
・ちょっとした事でイラついてしまう、あるいは、怒りを抑えられない
・以前のような熟睡ができなくなっている
・頭痛に悩まされるようになっている
・頻繁にめまいがする
・物覚えが以前のレベルではない、あるいは、物事を忘れっぽくなってしまっている
・身の回りの出来事にすっかり無関心になっている
・疲れやすい
・飲酒量が以前より顕著に増している

以前では考えられないような、軽はずみな行動が目立つなど、その人の行動面に、かなりの変化が現われている
こうした精神症状の出現頻度は大まかに頭部外傷の重症度に相関し、重症の頭部外傷では、ほぼ100%、

中程度の頭部外傷では約過半数に、そして、軽度の場合でも、例えば、床ですべって、ひっくり返り、頭に大きなコブを作っただけで済んだように見えた場合でも、約1割の方に、上記のような精神症状が出現する可能性があります。

・頭部外傷後の精神症状への対処法

頭部外傷後に生じ得る精神症状には、以上、挙げましたように、様々な症状がありますが、こうした症状への対処法は、基本的には通常と同じ薬物療法になります。

例えば、気持ちが全く冴えないといった、抑うつ症状に対しては抗うつ薬、また、以前のような熟睡が困難になっているような場合には、睡眠導入剤、さらに、もしも、頭部外傷後、てんかん発作が起こるようになっている場合には抗てんかん薬……といった具合に、個々の状況に応じて、治療薬は選択されますが、その際、注意したい事があります。

心の病気の治療薬は基本的には脳に作用する物質。頭部外傷では脳に何らかの神経学的な損傷が生じている可能性もあり、その損傷の程度によっては、治療薬の副作用が強まってしまう可能性もあります。

そのため、頭部外傷後の精神症状に対する薬物療法では、その副作用のリスクが通常より強まる事が予想されるような状況では、治療薬の投与量に対する、より慎重な配慮が求められます。

また、頭部外傷では、一部の重症例では難しくなる可能性もありますが、大部分の方は元の家庭や学校生活あるいは職場に復帰する事になります。その復帰をより円滑かつ容易にするための心理療法もまた、頭部外傷後の精神症状に対する重要な治療法になっています。

このように頭部外傷後の精神症状に対する治療法は通常の場合と同じく、薬物療法と心理療法が主要な治療法になっていますが、この頭部外傷自体は起きてしまう時には起きてしまう面もあると思います。

例えば、交通事故に巻き込まれてしまった、あるいは、飲酒後、酩酊状態になっていた時、階段で転倒してしまった、さらには、スポーツ中の事故による頭部外傷も少なくはないものです。

ここで是非、皆さまにご留意していだたきたい事は、ご自分では頭を軽く打った位にしか認識していない場合でも、上記に挙げましたような、精神症状が、頻度自体は1割以下ではありますが、出現し得る事です。

もしも、何かの折に頭を打ってしまったような事があれば、そしてもしも、上記のような精神症状が出現するような事があれば、場合によっては頭部に血腫など、緊急に治療すべき病変がある可能性もありますが、是非、精神科(神経科)受診もご考慮してみて下さい。

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