l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 腰・頭痛=生活に支障が出る痛み…心療内科で受診を!


腰・頭痛=生活に支障が出る痛み…心療内科で受診を!

腰が痛くて動けない。頭痛が続いて何日も寝こんでしまう…。半年以上、日常生活に支障が出ているような痛みが続くときは、心療内科を受診したほうが良い場合もある。作家の夏樹静子さんの腰痛を完治させたことでも知られる平木クリニック(東京都葛飾区)の平木英人院長に聞いた。

 ■元の痛みを増幅

 病院で検査をしても異常は見つからず、「問題なし」といわれる。原因があっても「その程度でこんなに痛むはずがない」と診断される。理解してもらえず、痛みは増えるだけ…。

 このような場合は、「心因性」の可能性がある。受診するのは、痛みを診る精神科や心療内科だ。しかし、抵抗を覚える人もいるだろう。

 新著『慢性疼痛-「こじれた痛み」の不思議』(ちくま新書)で痛みの治療を詳述している平木医師が説明する。

 「痛いのは心、といっても、体に異常が全くないわけではない。たとえばヘルニアの状態と、予測できる痛みを比較すると、痛みの訴え方が非常に大きく長期に及ぶことがある。それは、体の異常に心の状態が重なり、痛みが増幅されているのです」

 ある大学生の治療例を明かす。

 「画像で異常はなかったが、頭や背中や腰、肩、手首など全身の痛みが何年も続き、日常生活に大きな支障をきたしていた。私がじっくり時間をかけて治療を行い、4年弱で完全に痛みが消え、今は卒業し、海外赴任をしたところだ」

 平木クリニックを受診する慢性疼痛患者で最も多いのは腰痛。続いて、脚、肩、頭、舌痛症などの口の中のトラブルだという。

 ■心因性の条件は3つ

 心因性を疑うには、次の3つがポイントになる。

 (1)鎮痛薬が効きにくい

 (2)痛みが6カ月以上続く

 (3)整形外科などから「画像で見られる状態より痛がり方が強い」といわれる

 治療は、薬物から。地道にその人に合う薬を探す。一部の抗うつ薬などは、痛みによく効く。ただ、平木医師は、「薬に頼るだけでは不十分」と話す。薬は効果が切れたら終わり。そこで、薬の効果が出てきた時期に、心理療法を行う。

 先の大学生の場合、家族関係が不安定だったため、両親にもカウンセリングを実施。また、患者が自分で行える「自律訓練法」などもよい。こうした治療が功を奏するには、医師と患者との信頼関係が必須だ。

 「医師は患者の痛みを理解して、受け入れる。訴えを医師が認めれば、患者に安心感が生まれ、この医師は無条件に自分を受け入れてくれるという考えに変わる。そして、痛みだけにとらわれていた患者の気持ちが、治してもらうという発想から、自分で治すに変わってくる」

 ■家族は聞き役に

 家族にひどい痛みをもつ者がいる場合には、何ができるのだろう。

 「わかってもらえないと痛みはどんどん増えていく。家族こそ、一番身近な理解者。『痛い』といわれると、『こうしたら』という具体的なアドバイスをしがちだが、まず本人の訴えを受け止める。『今日はどんな風に痛い?』と尋ねる。『じりじり痛い』と答えたら『そう、じりじりと痛いんだね』と相手の言葉を何度かそのまま返す。

最後に『苦しみ方がよくわかった。希望をもっていこう』と答える。相手は受け入れられたと感じ、痛みが減ってくる」

 心因性の場合は、対話が大切なのだ。

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