あなたの健康はお金で買えますか・・・? 油断禁物! 「坐骨神経痛」の裏に潜む疾患とは?
1

油断禁物! 「坐骨神経痛」の裏に潜む疾患とは?

「坐骨神経痛」(ざこつしんけいつう)という言葉はテレビや雑誌などにも多く登場しているので、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。程度はさまざまですが、生活に支障が出るほど症状が重くなることもあるため、坐骨神経痛を経験した人は「再発は絶対にイヤだ!」と思うことでしょう。

 じつは坐骨神経痛自体、病気の名前ではなく、症状に付けられた呼び方です。その裏に潜む疾患を治すことが重要なのです。ここでは、坐骨神経痛の症状と関連疾患について解説していきます。

■これって坐骨神経痛かも……?

 「私は坐骨神経痛です」という人に痛み方や、痛い場所を聞いてみると、全員の症状が一致しないことがあります。「太ももの前側がしびれている」「ふくらはぎから足の指先までが痛い」「お尻だけが痛む」「ビビーッと電気が走るような……」「いつもピリピリしている」「張りが強くてつっぱった感じがする」など、さまざまな表現があります。

 これは坐骨神経痛の解釈が人それぞれ違うためのようですが、下半身に痛みやしびれ、違和感があるという部分は一致しているようです。

 イスに座ったときに座面に当たる左右のお尻の骨を「坐骨」といいます。まずは、坐骨神経痛の症状が出る部位を確認しておきましょう。腰部、骨盤部から足の末端にかけて、太くて長い神経があるのですが、これが「坐骨神経」です。長い神経なので、その途中で何かしらの神経への刺激が加わると、この神経に沿った領域に痛みやしびれの症状が出てしまいます。

 坐骨神経はお尻、太もも裏、ふくらはぎなど体の後面を通っているため、お尻から足の指の範囲に症状が出ることが多いです。また坐骨神経は、膝の裏あたりで枝分かれしているため、障害を受けている部位によっては、膝より下の外側面辺りに症状を感じることもあります。

■坐骨神経痛の症状

 坐骨神経痛は広範囲に症状を出す可能性があるため、どの部分で障害されるかにより、症状の出る範囲や症状も違いますが、下記に多くみられるものを挙げてみました。坐骨神経痛が起きている場合、腰部やお尻などに筋肉の緊張がみられるケースも多く、坐骨神経痛に併せて不快な症状を感じる場合もあります。

 ほとんどの場合は、片側のお尻や下肢に痛みやしびれが出ますが、両側に症状が出ている場合は早急に病院へ行きましょう。悪化すると肛門周囲へしびれが生じたり、排尿障害になることもあります。

□坐骨神経痛とそれに伴う主な症状

・腰の痛み、お尻の痛み
・お尻、太もも裏、足へかけての痛み、しびれ
・体を動かすと痛みやしびれが悪化する(問題のある部位の状態により、前にかがめない、後ろへ体を反らすことが出来ないなど)
・痛みのため歩行が困難になる
・足に力が入らなくなる
・下半身の筋肉の太さに左右差が出てくる
・座っていられなくなる
・足を触ると感覚が鈍くなっている

■坐骨神経痛を起こす疾患とは?

 坐骨神経痛が出た場合は、原因になる疾患は何か調べる必要があります。たとえば、転倒した後に足への痛みやしびれを感じるようになったときのように、坐骨神経痛らしき症状が出たきっかけがはっきりしている場合と、ある日突然に痛み出したときのように、原因が自分でもよくわからない場合があります。

 心当たりがない場合は、最近ほかに体の不調はないかを思い返し、病院で診察を受ける際に医師に伝えましょう。坐骨神経痛に関わる主な疾患を挙げてみます。

■椎間板ヘルニア

 椎間板は背骨を構成している各骨(椎骨)と骨の間にあります。体への衝撃を吸収するという重要な役割があり、弾力性もあるのですが、この椎間板が負荷によってはみだしてしまうことがあるのです。このとき神経が刺激されると、坐骨神経の通っている範囲に症状が出ます。

■脊柱管狭窄症

 神経が通っている背骨の中央にあるトンネルが、主に老化により狭くなってしまうことで症状が出ます。しばらく歩いていると、腰の痛み、足の方へ痛みやしびれ、つっぱり感が出るようになり、途中で休まないと足が前に出なくなることもあります。

■腰椎の分離・すべり症

 腰椎の分離症は、腰の骨のある部分が切れてしまうもので、レントゲンで確認できます。分離しているからといって、必ずしも腰痛などの症状があるとは限りませんが、問題はこの部分が不安定になった場合です。分離した状態では、切れた部分からその骨が前方へズレるようにすべってしまい、神経が刺激されると坐骨神経痛や脊柱管狭窄症の症状を起こすことになります。

■梨状筋症候群

 お尻にある筋肉の中に梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉があり、坐骨神経はこの筋肉の下を通っています。ところが、スポーツや仕事などで腰や股関節などに負担がかかり続けると、この梨状筋にもストレスが及ぶことがあります。梨状筋の状態が悪くなり、坐骨神経を圧迫してしまうと、坐骨神経痛の症状が現れます。

■腫瘍によるもの

 背骨にがんが転移した場合や、背骨の中央を通っている脊髄の腫瘍により、坐骨神経痛を伴う場合があります。安静にしていても痛みが変わらない、夜間も痛みが続くなど、今までに経験したことのない症状であれば早めに病院へ行きましょう。

 腰の違和感や痛みが続いた後に、坐骨神経に沿った痛みやしびれが出る場合もありますが、「坐骨神経痛かな?」と思ったら、まず整形外科で検査を受けましょう。レントゲンやMRIで腰の状態を確認することができます。悪化させると大変なものもありますので、痛みの我慢し過ぎには注意してください!

関連記事
カテゴリ
最新記事
★★互助会推薦★★
ホテル最安値の簡単検索
比較サイト【トリバゴ】