l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 同級生なのに急に老け込んだ


同級生なのに急に老け込んだ

小学校や中学校のクラス会に参加したことがありますか。クラス会なら年齢差は大きくても1年以内のはず。しかし、久しぶりに会った同級生のなかに随分と老けたなと感じる友人が何人かいると思います。

 でも、会った瞬間はそう思っても10分もすると、みんな小学生に戻ってあだ名で呼び合って楽しい会話がはずむことでしょう。後日、記念に撮った集合写真を見ると、やはり先生と生徒ほどの年齢差を思わせる同級生が確実にいるはずです。

■現在患者数は約600~700万人

 この理由のひとつに動脈硬化が挙げられます。動脈硬化の進行度合いに個人差があります。そしてこの個人差がでる原因のひとつが糖尿病です。

 糖尿病は血糖を調節するインスリンというホルモンが不足したり(I型糖尿病という)、作用が不十分(II型糖尿病という。日本人の糖尿病の殆どがこのタイプ)なために常に血糖が高い状態になっている病気です。

初期は自覚症状に乏しく、重篤な合併症がでてから初めて自覚することも多く、現在患者数は約600~700万人いるといわれており、しかも増加傾向にあります。

■高血圧発症のメカニズム

 血糖が高い状態が長期間持続すると動脈硬化がどんどん進行します。糖尿病による血管の変化は眼底、腎臓などの毛細血管のような細い血管に集中して始まります(糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症)。

動脈硬化はその後、心臓や脳などのより太い血管に進展していきます。

 この動脈硬化が出来上がるには、極めて複雑なメカニズムがからみ合っていますので簡単には説明しにくいのですが、II型糖尿病について解説します。

 肥満などのためにアディポネクチンが不足すると、インスリン抵抗性が生じ、血糖値が上昇します。血糖値が下がらないため、膵臓はたくさんのインスリンを出して何とか血糖を下げようとしますので、血液中のインスリンは高濃度になります。

 この高インスリン血症は、腎臓の尿細管という部分でのナトリウムの調節に影響を及ぼします。ナトリウムを貯留する方向、すなわちナトリウムが排泄しない方向にシフトさせるのです。

こうなると血管細胞内の水分量が増え、細胞が大きくなるので、結果血管内空が狭くなり、血流を保つためには血圧を上げて血流量を維持する必要がでてくるというわけです。

 簡単にいえば高血圧はこんな具合で発症し、動脈硬化へと少しずつ進行していきます。

■非常に恐ろしい合併症

 糖尿病の三大合併症といえば、前述の網膜症、腎症のほかに神経症があります。神経症になるのは、かなり長期間治療が不十分だった場合がほとんど。

その際、末梢神経が侵されると動脈硬化の変化も絡んでいるため、例えば足の指先から血流障害のために壊死を起こし、最終的に下腿を切断しなければならないことすらあります。

 網膜症で怖いのは眼底出血です。わずかな出血は自分でも気づかないこともありますが、大きく出血すると吸収されるまでの期間は片目が見えなくなり不自由な状態になります。

もし両眼同時に出血すると一時的な失明となります。後天的な失明の原因は糖尿病であることが結構多いのです。

 腎症も最初はなかなか自覚症状がでません。健診などで尿蛋白を指摘されよくよく調べたら元の原因は糖尿病だったということも多く、腎透析になる症例の多くは糖尿病性腎症由来といわれています。

 とにかく、合併症がでる程にまで糖尿病を進行させたくないものです。初期なら食事と運動で十分コントロールが可能です。

■自らカロリー計算できるようにする

 1日に食べていいカロリーは担当医がきめてくれます。平均的な事務系のサラリーマンなら、標準体重(実測体重ではありません)1kgあたり30kcal(キロカロリー)くらいに決められると思います。

 何をどのくらい食べると何カロリーで、しかも他の食品との組み合わせバランスがいいかどうかを習得するのはなかなか困難なこともあります。しかし、食事を作る家族を勉強させるのではなく、自分で分かるようになる必要があります。

専門病院のなかには教育入院といって1週間くらい入院してその間に合宿方式で食事療法と運動療法を教えてくれるところもあります。

 運動は余ったカロリーを燃やすためにも、インスリンの利用効率を上げるにも重要な治療です。300kcalをウオーキングで燃焼しようとすると約80分間のサッサ歩きが必要です。

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