あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【メタボより怖いロコモ】骨を若返らせる「テリパラチド」★「骨で人生は変わる!
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【メタボより怖いロコモ】骨を若返らせる「テリパラチド」★「骨で人生は変わる!

医療セミナー「骨で人生は変わる! 忍び寄る“骨粗鬆(こつそしょう)症”の恐怖とその治療最前線」(日本イーライリリー主催)のリポート6回目。浜松南病院整形外科・リハビリテーション科、梅原慶太副部長の講演は、骨粗鬆症の治療の現状に話が進んだ。

 梅原氏は「骨の表面では、骨を作る骨芽細胞と骨を壊す破骨細胞が、常に競い合いながら、古い骨を壊しては新しい骨を作り新陳代謝を行っています。

この2つの細胞のバランスが崩れ、骨を壊す破骨細胞が勝ってしまうと、骨粗鬆症になる」と説明、その主な治療薬には、骨を壊す骨吸収を抑制する薬と骨を作る骨形成を促進する薬があるとした。

 そして、「財布がピンチの時に給料がどんどん上がってお金が増える状態が骨形成促進剤で、お財布がピンチの時に節約し出費を抑えるのが骨吸収抑制剤。それによって収入は減っても少し持ちこたえられる。

同じ骨を増やす薬でも、まったく違うわけです」という例え話で両者の違いを説明した。

 だが、骨吸収抑制剤の代表的な薬の「アレンドロネート」は広く使われているが、限界が指摘されるようになったという。

 「2012年に海外の権威ある医学誌に掲載された論文で、アレンドロネートを5-10年投与された患者の骨折抑制率が、投与を5年でやめた患者と同じだったのです。世界中の専門医がショックを受けました」

 さらに非定型骨折という別の懸念も指摘されるという。長期にアレンドロネートを投与された患者から、本来起こらないような大腿骨近位部骨折の例が見つかった。そのうえ、歯科医の世界で常識の顎骨壊死(がっこつえし)も指摘された。

 一方、骨形成促進剤はどうか。「テリパラチド(フォルテオ)」については、アレンドロネートと比べ、骨密度増加作用はほぼ2倍だという。

 「ただ骨密度が増えるだけでなく、微細構造が改善されて頑丈になります。テリパラチドには古い骨を壊して若返らせる働きがある」

 梅原医師は、(1)骨密度増加(2)微細構造改善(3)骨石灰化分布適正化という3本の矢で、大胆に骨を若返らせる“成長戦略”があるとした。

 だから、梅原医師はこの薬を骨折の危険性が高い患者にこそ使うことを勧めている。

 「低骨密度で、すでに骨折を起こしており、高齢で大腿骨頸部骨折の家族歴もある方にぜひ使ってもらいたい。お医者さんの中には重症の患者に使うと誤解している人もいますが、重症にさせないために使ってほしい」

 その治療効果などは、次回に続く。 

 ■ロコモ ロコモティブシンドローム=運動器症候群の略。筋肉や骨などの衰えで歩行などに支障を生じ要介護リスクが高まる。予備軍含め4700万人が危機にある。


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