l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 前立腺がんを克服した稲川淳二も受けた“ロボット手術”とは?国内40台の先端医療


前立腺がんを克服した稲川淳二も受けた“ロボット手術”とは?国内40台の先端医療

前立腺がんを克服したタレントの稲川淳二(64)が、今年2月に先進医療のロボット手術を受けていたことが先週分かった。

術後すぐに歩くこともでき、一般的に前立腺がん手術の合併症としてありがちな勃起障害が起こりにくいのが特徴。このロボット手術、今年4月から保険適用となり、身近な存在になりそうだ。

 ロボット手術は、米社のマシン「ダビンチ サージカル システム」を駆使して腹腔鏡下手術と同じような数カ所の孔に、医療機器を装備したロボットアームを入れ、医師が3次元画像を見ながら遠隔操作する。

同手術を実施する金沢大学附属病院泌尿器科の並木幹夫教授が説明する。

 「エキスパートの医師が行う腹腔鏡下手術とロボット手術では、術後の経過などはほとんど変わりはありません。ただ、腹腔鏡下手術は、小さな孔から入れた器具を動かすことが一定の範囲に限られるため、熟練した技術を要します。

一方、ロボット手術は、アームの先端が360度回せるため、細かい縫合などが比較的楽に行える。医師の上達スピードも速い。それが大きく違います」

 ロボット手術では傷口が小さく、術後すぐに歩き回ることが可能だ。医師が細かい作業を行いやすいため、「勃起神経の温存」も従来手術よりも成績が良いと言われる。

 「保険適用になった日本でも、治療の広がりは考えられますが、医療費財源の問題もありますし、今のところ(普及は)なんとも言えません」と並木教授。

 「ダビンチ サージカル システム」の日本代理店となっている株式会社アダチ(大阪市)によれば、国内の導入は現在40台。「欧米では既存の施設が複数台導入するほど注目されています。今後の応用が期待されています」(同社)

 ただし、前立腺がんの全ての人が適用になるわけではない。稲川の場合は「1ミリ程度」の小さい前立腺がんだった。早期であることが条件だ。

 「手術の適用は、大きさだけでなく、血液検査の腫瘍マーカーPSA検査数値や悪性度などにより、総合的に判断されます。小さくても悪性度が低ければ、経過観察もある。

また、放射線療法、小線源療法、ホルモン療法など、前立腺がんに対してはさまざまな治療法があります。ロボット手術は、その選択肢のひとつ」(並木教授)

 稲川は、身体の異変を感じて受診し、昨年12月に血液検査でがん告知を受けた。

 「特にリスクの高まる50代の方は、PSA検査を受けていただきたい」と並木教授はアドバイスする。

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