l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【メタボより怖いロコモ】失敗だったリハビリのための介護施設への移転 母を「ベルトで固定させてほしい」


【メタボより怖いロコモ】失敗だったリハビリのための介護施設への移転 母を「ベルトで固定させてほしい」

母が2012年正月に手術をして2週間が過ぎ、入退院の世話をする相談員(ソーシャルワーカー)からは、「当院は急性期の病院ですから治療の必要がなくなれば長く入院できません。

リハビリのできる施設を紹介するので見に行って決めてほしい」と言われた。

 遠方のリハビリ専門病院と近くの介護老人保健施設(老健)を紹介された。私も毎日病院に通っていたので近い方がいいと、妻と2人で見学に行った。

 居室はユニット型の準個室タイプ。施設には介護士だけでなく、ナースもいるしドクターもいる。専門の理学療法士が歩行訓練などリハビリを行うという。ただ、居室スペースの老人たちに元気がないのが気になった。

土曜日に見学し、月曜日には早くも老健から「空きが出たので移りませんか」との知らせ。空いたときに入らないと、次はいつになるか分からないといわれ、決断した。

 手術から3週間後の1月24日、介護タクシーで母は車いすに乗ったまま老健に移った。ビックリしたのは、病院から持っていくようにいわれた薬の量だ。これから3カ月分というが、大きな紙袋がいっぱいあった。

老健の施設長の医師の診察を受けると、薬を点検して必要ないものが多いといわれた。病院では夜中に騒ぐこともあったらしく、その度に安定剤などを処方されたものと思われた。

 母を置いて引き上げようとすると、母が「自分も一緒に帰る」と言ってきかない。車いすから立ち上がって歩こうとするので、そのまま部屋を出ることができない。

スタッフに相談すると、車いすのままみんなで食事をするテーブルに連れて行ってくれた。そして「さっと出ていったほうがいいですよ」と言うので、さよならも言わずに引き上げた。

 5時頃、老健のナースから電話が入った。やはり車いすから立ち上がろうとするので、このままだとまた転倒して骨折しかねないから、ベルトで車いすに固定させてほしいといわれた。「仕方ないですね」と認めた。

 結果的には、この老健を選択したのが大失敗だった。同時期に知り合いが脳梗塞で入院、体にマヒが残る状態でリハビリ専門病院に移ったが、普通の生活に支障がないほど回復したのを見て、そう思った。 =次回に続く (木村進)

 ■ロコモ ロコモティブシンドローム=運動器症候群の略。筋肉や骨などの衰えで歩行などに支障を生じ要介護リスクが高まる。予備軍含め4700万人が危機にある。

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