l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 20代がピーク! 潰瘍性大腸炎の症状と治療法


20代がピーク! 潰瘍性大腸炎の症状と治療法

■潰瘍性大腸炎とは

 大腸の粘膜にびらんや潰瘍(かいよう)ができる大腸の炎症性疾患のこと。直腸という肛門の近く、全大腸、左側の大腸に炎症が起こってしまいます。腸の病気ですので、腹痛と下痢で気づかれることが多いですが、主な症状は以下の通りです。

・発熱
・下痢、腹痛
・下血
・体重減少・栄養障害
・疲れやすいなどの全身倦怠感
・貧血

 20歳代にピークがあり、10歳代から発症が多く見られます。現在、潰瘍性大腸炎の患者は日本に10万人以上いて、年間8000人ほど発症しています。遺伝要因も報告されていますが、アメリカの患者数の10分の1であることから、環境要因とも考えられています。

■潰瘍性大腸炎の検査方法

 内視鏡検査または消化管X線造影を行います。内視鏡検査は、腸の中の状態を見るために、内視鏡を肛門から入れて大腸を検査します。潰瘍性大腸炎だと、腸に潰瘍や赤くなった炎症があります。その部分の腸の組織を一部とって顕微鏡で炎症の程度などを検査します。

■潰瘍性大腸炎の治療

□食事療法

 腸への負担を少なくすることが大切で、食事によっては腹痛や下痢がひどくなりますので、アルコールや刺激のある食事は避けた方がいいでしょう。

□内科治療

 炎症を抑える薬が中心になります。5-アミノサリチル酸製薬、副腎皮質ステロイドなどの炎症を抑える薬、アザチオプリン(イムラン)や6-メルカプトプリン(ロイケリン)などの免疫を調節する薬が使われます。ステロイドが効かない例で、移植で使われるシクロスポリン(サンディミュン)やタクロリムス(プログラフ)は効果があると言われています。これらの治療中は、感染症に注意が必要です。炎症を起こす物質(TNF-α)を抑える薬、抗TNFα受容体拮抗薬であるインフリキシマブ(レミケード)の効果があると報告されています。

 炎症を起こす白血球を除く、血球成分除去療法が行われることもあります。

■外科的治療

 下記の状態になると手術になります。

・腸管から大量出血がみられる場合
・大腸が大きく膨らんで、腸内細菌、食事性の毒素が全身に回ってしまう中毒性巨大結腸症
・腸の壁が破れてしまう穿孔
・癌になってしまった、またはその疑いがあるとき
・ステロイドなどの内科的治療に反応しない重症な例
・薬の副作用のため薬剤を使用できない場合

 手術は大腸すべてを切除します。直腸を残したり、小腸を使って便を溜める事ができるようにしたりしますが、時に、人工肛門になることもあります。

■潰瘍性大腸炎の予後

 基本的に慢性の経過になります。治ったと見えても再燃・再発を繰り返します。完全に治ることが難しいので、できるだけ、症状のない状態をいかに長く維持するかが目標です。大腸の炎症の範囲の広い人が、大腸がんの発生が報告されていますので、定期的な内視鏡検査が必要です。内科治療と食事療法で良い状態を保つことが大切です。

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