l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 利き腕の違いが脳に影響!? 左利きの人の健康リスクを考える


利き腕の違いが脳に影響!? 左利きの人の健康リスクを考える

8月13日は「左利きの日」。イギリスの左利き用専門店「Left Handers Club」の呼びかけがきっかけで生まれたそうです。この他、日本には、2月10日の「左利きグッズの日」があります。「レ(0)」「フ(2)」「ト(10)」という語呂合わせから来ているそうです。

世の中の大多数の人は右利きです。左利きの人は数も少なく、サウスポーというと特別な存在という感じがありますよね。ところで、近年では、利き腕の違いと脳の関係についても議論されています。そして、左利き特有の健康リスクがあることが知られるようになりました。

◆言語や精神面の障害に「脳の均衡」が影響?
右利きか左利きかの違いは遺伝によっても左右されるものの、それが決定的な要因ではないといいます。遺伝子が全く同じ一卵性双生児でも一方は右利き、もう一方は左利きというケースがあります。赤ちゃんが子宮の中にいるときに受けたストレスが影響しているとの見方もあります。

利き腕の違いは脳の働き方の違いと関連しているといわれています。そして、左利きの人には失読症、統合失調症、注意欠陥・多動性障害(ADHD)などが多い傾向にあり、左利きの人が人口に占める割合は10%なのに対し、統合失調症の人のなかで左利きの人は約20%を占めています。

脳が左右で異なる働きをしていることはよく知られています。言語処理は主に左脳で行われており、右利きの人は左脳が優勢です。これに比べ、左利きの人は左右の均衡がとれています。左右のどちらも優勢でないということが、障害の要因になっているのではないかという仮説があります。

◆左右差が少ないことのメリット
左利きの人の左右差の少ない脳にはメリットもあります。外傷や脳卒中によって脳が損傷を受けたとき、左利きの人は回復が早く、取り戻せる機能の割合も高いといわれています。損傷からの回復の仕方の違いは、左利きの人の方が脳の機能が分散しているためではないかと考えられています。

もうひとつ、左利きの大きなメリットがあります。左右両側を上手く使って、行動の幅が広がることです。ピアノやリコーダーなどの楽器は左右の指を動かしますが、右利きの人は左指が動かしにくい傾向にあります。

それに比べ、左利きの人は右指を動かすことがそれほど苦にはなりません。また、野球などのスポーツで歓迎されるのはいうまでもないでしょう。右投げ左打ち、左投げ左打ちなど、スタイルの幅が広がります。

◆両方の手を器用に使おう
「左利きは直すべきか」という議論があります。なかでも文字は右利き用にできているので左利きの人は少なからず苦労します。もし、直すとすれば、明らかに左利きであることが分かり、習字などを習い始めるような時期からの矯正は難しいでしょう。

はっきりと左利きと分かる前に、右手と左手の両側を器用に使えるようにしておくのが理想的。両側を使えれば、いざというとき矯正も容易になります。もっとも、現在では左利きの人が不便を感じなくてすむように、左利き用のグッズも販売されています。

以前に比べ、無理に直す必要はないと考える人が増えています。左利きの人は天才肌の人が多いともいわれています。努力で器用さを獲得する人も多く、周囲から一目置かれる存在であるのは確かそうです。

右利きであっても左利きであっても、子どもの内から両側を器用に使えば脳に多様な刺激を与えることができます。将来、事故や健康リスクを回避できる可能性が高まるのではないでしょうか。

<参考>
Left Handed? --- Top 8 Ways It Affects Your Health
http://www.zoomhealth.net/LeftHanded-Top8WaysItAffectsYourHealth.html

監修:坂本 忍(医学博士)

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