l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 食べ物で脳をチューンアップする


食べ物で脳をチューンアップする

世界で通用する人がいつもやっていること:

 毎日の食事をきちんと取っている人は多いと思いますが、では、脳にいい食材、良くない食材を知っていますか? 脳の完成度は食べ物に確実に影響されます。世界で通用する人は、いつでも自分の実力を最大限発揮できるように食事にも気をつかっているのです。

●魚を食べることでうつ病になりにくくなる

 今回は趣向を変えて、食べ物や栄養素と脳の関係について、触れてみましょう。

 脳に良い食材について、巷でいろいろなことが言われています。この問題についての研究も少なくありません。でも、すべての言説を信じるなら、だいたい全部の食品を網羅して、まんべんなく食べていればいいのかという結論になり、カロリーの摂りすぎにもなりかねません。一体どれが本当のことで、どれがまゆつばなのでしょう? 判断に迷ってしまうこともあると思います。

 ビタミンやミネラル、脂質に糖質、たんぱく質など、ヒトは多くの栄養を必要とします。この中で、脳機能を向上させる効果があると多くの人が指摘しているのは「オメガ3不飽和脂肪酸」です。

 このオメガ3不飽和脂肪酸というのは、ドコサヘキサエン酸(DHA)や、エイコサペンタエン酸など、魚油に多く含まれる特定の構造を持つ脂肪酸の総称です。

 アメリカ国立衛生研究所のヒベルン博士は「魚を食べる量が多いとうつ病になりにくい。逆に、魚を食べる量が少ないとうつ病になりやすい」という論文を発表しています。魚をあまり食べないドイツやカナダではうつ病にかかる確率が高い一方、日本のように日常的に魚を食べる国ではうつ病率はこれらの国々より低いとのこと。

 ただこの話は議論の盛んな研究領域に入っているので、今後の調査や研究にも注目していく必要があります。また、DHAにはうつに関する効果以外にも、記憶・認知能力の改善効果があるという報告がされており、専門家が注目している物質でもあります。

●脳の完成度は食べ物に確実に影響される

 最近では、2008年7月号の『ネイチャー・レビュー・ニューロサイエンス』に、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のゴメス=ピニルラ博士が執筆した「ブレインフード(脳の食物)」というタイトルの記事が発表されています。これは「食物からの栄養がどのように脳機能に影響を与えるか」に関する最新の知見をまとめ、分析している記事です。

 DHA以外に脳に影響を与えそうな食物についてはゴメス=ピニルラ博士がリストを作成しているので、毎日の食生活をこれに照らして見直してみるのも良いかもしれません。ただ、(4)のように脳に良くない影響を与えるものもリストには含まれていますから、注意して読んでくださいね。

 このリスト以外にも、多くの栄養素について実験が行われています。また、このリストにあるからといって、この通りの影響が出るということが100%確実なわけではありません。

 大切なのは、自分の脳の状態が、気合いや精神力だけでは決まらないということ。脳の健康状態は食べる物から影響を受けるということをきちんと知っておいてほしいのです。脳だってあなたの身体の一部なのですから。(次回は、「集中力を身につけない」について)

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