あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【女医ドル やすらぎの処方箋 オトコの元気術!】過度の飲酒は肝臓を蝕む 週2日の休肝日を
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【女医ドル やすらぎの処方箋 オトコの元気術!】過度の飲酒は肝臓を蝕む 週2日の休肝日を

「私はお酒をよく飲むのですが、麻酔がかかりにくいでしょうか」という質問をたびたび受けます。

 結論から言うと、普通そんなことありません。ただし過度な飲酒で肝硬変になってしまった場合、逆に麻酔薬がなかなか代謝されず、麻酔からすぐに覚めない…ということならありえます。

 アルコールは飲みすぎるとさまざまな臓器に悪影響を与えますが、特に肝臓は最も高頻度に重篤な病態に陥るといわれます。過度の飲酒は肝臓を段階的にむしばんでいきます。まずなるのが脂肪肝。

エコー検査で簡単に診断できます。肥満や糖尿病による脂肪肝も増えていますが、飲酒が原因の場合は断酒もしくは節酒で改善が見られます。

 つまり、この段階で気をつければ、元の健康な肝臓に戻れるということです。それができず脂肪肝の状態でさらに飲みすぎてしまうと、アルコール性肝炎という状態になります。腹痛や発熱を伴い、重篤化することがあります。

この時点でアルコール依存症になってしまっている人がほとんどなので、精神科医師の治療が必要です。

 そしてアルコール性肝臓病の最終段階が肝硬変です(肝硬変はウイルス性肝炎や自己免疫疾患でも起こりますが、今回はアルコール性に話を絞ります)。毎日日本酒7合を15年飲み続ければ、約半数が肝硬変になるといわれます。

かなりの量でしょう? なので飲酒が麻酔に影響を与えることはごくまれです。

 ここで厚生労働省の「健康日本21」というガイドラインに示されている、健康を守る適度な飲酒について紹介します。そこには「1日あたり純アルコールで約20グラム」と定義されています。

ビールで言うとロング缶(500ミリリットル)1本、日本酒なら1合、缶チューハイなら1・5本といったところですね。

 飲酒後に顔が真っ赤になる方はアルコールの分解が遅いので、これより減量してください。週2日程度の休肝日も作りましょう。

 ちなみに私もビールが大好き。平日はたまの発泡酒で我慢して、週末のビールを楽しみに毎日お仕事がんばっています。

 ■藤原さやか(ふじわら・さやか) 1985年9月25日生まれ。2011年 大阪市立大学医学部卒業。同年大阪府内の総合病院で初期研修医。13年より同病院麻酔科医として勤務。趣味は旅行、ゴルフ。(株)カロスエンターテイメント協力。
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