l.dtd"> あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【デキる人の健康学】糖質オフダイエットは乳がんの再発予防にも効果あり


【デキる人の健康学】糖質オフダイエットは乳がんの再発予防にも効果あり

糖質オフダイエットは、簡単に食事の中の炭水化物を減らすことで減量できるので、肥満傾向にある人やメタボで悩んでいる人の間で最近、話題のダイエット法だ。

もともと癲癇の治療食として90年以上前から臨床応用されて来た糖質オフダイエットは、体重減少の効果みならず、乳がんの治療にも効果が在りそうだ。

 米国カリフォルニア大学サンディエゴ校モーレス癌センター・ガン予防プログラムの研究リーダーのルース・パターソン博士らは256名の乳がん患者における炭水化物(糖質)の摂取量と乳がんの再発率の関連性を検討した。

調査の結果、炭水化物の摂取量が多のい乳がん患者は少ない乳がん患者に比較して乳がん再発危険率が2.0倍に上昇していることが分かった。

乳がんは細胞の増殖因子であるIGF-1(インスリン様増殖因子-1)の受容体の有無で、IGF-1受容体陽性の乳がんとIGF-1受容体陰性の乳がんに分類できるが、約半分をしめるIGF-1受容体陽性の乳がん患者では炭水化物の摂取量が多い患者の再発危険率が何と5.5倍にも上昇していることが今回の調査で明らかとなった。

一方でIGF-1受容体陰性の乳がん患者では炭水化物の摂取量と再発率の関連性を見いだすことは出来なかった。

 IGF-1受容体はインスリン受容体に密接に関連していることから、パターソン博士は過剰摂取した糖質がインスリンの分泌を増強し、分泌されたインスリンが更にIGF-1受容体を介してガン細胞の増殖シグナルを増強した可能性を指摘する。

乳がんの再発予防のために糖質オフダイエットを指導する必要性が今回の研究で確認されたが、若い頃から精製穀物や果糖食品などの糖質を控え、繊維が豊富な野菜・豆類・果物を沢山摂取する食事で乳がんを一次予防することも重要だ。

■白澤卓二(しらさわ・たくじ) 1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。
1990年同大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て2007年より順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。日本テレビ系「世界一受けたい授業」など多数の番組に出演中。著書は「100歳までボケない101の方法」など100冊を超える。

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