【日本の名医】リウマチ、痛風、膠原病…最新の治療法を同業者にも発信★名古屋膠原病リウマチ痛風クリニック院長玉置繁憲さん(54)
名古屋駅桜通口から徒歩5分。ビジネスビルの3階にある「名古屋膠原(こうげん)病リウマチ痛風クリニック」は、名前からも分かる通り、リウマチと膠原病、痛風や骨粗鬆(こつそしょう)症の診断と治療に特化した専門クリニック。
開業は2年前。すでに中部地方全域のみならず、大阪や東京など遠方から通院する患者も増えている。
院長の玉置繁憲医師は、三重県内の中核病院で、これらの疾患を専門に診てきた経歴を持つ内科医だ。
「病院の勤務医だと、経歴が長くなるとどうしても管理職としての業務のウエートが大きくなってくる。それよりもっと患者と向き合える時間を取りたかった」と開業の背景を語る。
大学卒業後は消化器内科に進んだ。
「当時は免疫学が劇的に発展した時期。医師としての成長とともに免疫学の発展を肌身で感じました。その後、自己免疫性疾患である膠原病を専門にしたのも自然の成り行きでした」
よく産科や小児科、救急などの医師が少ないことから医療崩壊が叫ばれるが、玉置医師によると膠原病内科も目立たないだけで、実は医療崩壊が深刻なだという。
「複雑な免疫疾患は若い医師からも『難病』として敬遠されます」
そんな中で、「管理より臨床」との思いから、通院に便利な都市部に専門クリニックができたことは、患者にとっては大きな朗報となった。
「この領域に詳しい医師が少ないことは、単に診てくれる医師が少ないだけでなく、有効な治療法が開発されても、それが普及しにくい問題にもつながっている。ここでは新しい治療法を積極的に導入し、患者だけでなく、同業者である医療者にも広く発信していきたい」
そう語る玉置医師の口調は穏やかだが、一言ひとことに込められた思いの熱さは確実に伝わって来る。多くの患者から支持される理由がよくわかる。
■玉置繁憲(たまき・しげのり) 1958年大阪府生まれ。
85年、三重大学医学部卒業。同大学院修了。同大附属病院、公立紀南病院、国立三重中央病院(現・三重中央医療センター)勤務後、2011年より現職。現在、三重大学医学部臨床講師を兼任。日本リウマチ学会認定リウマチ専門医ほか。医学博士。
開業は2年前。すでに中部地方全域のみならず、大阪や東京など遠方から通院する患者も増えている。
院長の玉置繁憲医師は、三重県内の中核病院で、これらの疾患を専門に診てきた経歴を持つ内科医だ。
「病院の勤務医だと、経歴が長くなるとどうしても管理職としての業務のウエートが大きくなってくる。それよりもっと患者と向き合える時間を取りたかった」と開業の背景を語る。
大学卒業後は消化器内科に進んだ。
「当時は免疫学が劇的に発展した時期。医師としての成長とともに免疫学の発展を肌身で感じました。その後、自己免疫性疾患である膠原病を専門にしたのも自然の成り行きでした」
よく産科や小児科、救急などの医師が少ないことから医療崩壊が叫ばれるが、玉置医師によると膠原病内科も目立たないだけで、実は医療崩壊が深刻なだという。
「複雑な免疫疾患は若い医師からも『難病』として敬遠されます」
そんな中で、「管理より臨床」との思いから、通院に便利な都市部に専門クリニックができたことは、患者にとっては大きな朗報となった。
「この領域に詳しい医師が少ないことは、単に診てくれる医師が少ないだけでなく、有効な治療法が開発されても、それが普及しにくい問題にもつながっている。ここでは新しい治療法を積極的に導入し、患者だけでなく、同業者である医療者にも広く発信していきたい」
そう語る玉置医師の口調は穏やかだが、一言ひとことに込められた思いの熱さは確実に伝わって来る。多くの患者から支持される理由がよくわかる。
■玉置繁憲(たまき・しげのり) 1958年大阪府生まれ。
85年、三重大学医学部卒業。同大学院修了。同大附属病院、公立紀南病院、国立三重中央病院(現・三重中央医療センター)勤務後、2011年より現職。現在、三重大学医学部臨床講師を兼任。日本リウマチ学会認定リウマチ専門医ほか。医学博士。
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