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今日のストレス 明日の病気】緊張状態で始まる「空せき」 解消できなければ心療内科的な治療が必要


“あがり症”の人にとって、人前でのスピーチほどつらいものはない。しかし、役職が上がれば、どうしてもその機会は増えてくる。そんな緊張状態で始まる“空せき”。ただでさえつっかえつっかえのスピーチにせきが混ざるから、何を言っているのかわからない…。

 Kさん(38)は昨年から部門のマネジャーに昇格した。日本的にいえば「課長」だ。部下は10人。小なりといえども管理職となり、意気揚々のはずだったのだが、出足からつまずいた。

 昇進直後に部下が結婚し、披露宴で乾杯の音頭を取ることになったのだ。しかし、人前で話すのが大の苦手なKさん。

開会前からせきが止まらなくなった。水を飲んでもむせてしまい、テーブルは水だらけ。わずか1分ほどのスピーチもせきがひどくて収拾がつかず、乾杯用に持っていたグラスからこぼれたビールでマイクの周りはビチャビチャだ。

 以来、前にもましてスピーチ嫌いになったKさんだが、今年中に結婚を予定する部下が4人もいる。それを考えただけでせきが出る-。

 「心因性の咳嗽(がいそう、せきのこと)ですね」と語るのは、JCHO大阪病院内科医の鈴木夕子医師。ストレスが引き起こすせきなので、病院で検査をしても明らかな異常は見つからない。しかし、見つける手掛かりはあると鈴木医師は言う。

 「起きているとき、特に仕事中にせきが止まらなくなるものの、夜間や就寝中には止まるのが特徴。気管支炎や肺炎であれば、夜間でも就寝中でも関係なくせきが出るので、ここが重要なポイント。


加えてストレス性のせきは、乾いた“空せき”なので、たんを伴うCOPD(慢性閉塞性肺疾患)とも区別がつきやすい」(鈴木医師)

 対策は「原因となっているストレスを取り除くことに限る」というから、これが一番難しい。ストレス発散がうまくいかない場合は、心療内科的な治療が必要になることもあり、Kさんもその公算が大きそうだ。

 「6月には結婚式が2回もあるんです」と、せき込みながらも器用にため息をつくKさん。そんな上司にスピーチを頼まなければならない部下たちのストレスは、大丈夫だろうか…。
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