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【今日のストレス 明日の病気】発熱 解熱剤が効かずに仮病扱い 真面目な人に出やすい症状


人間に起き得るストレス症状はさまざまあるが、ただでさえ暑いこの時期に勘弁願いたいのが「発熱」だ。電力不足のご時世に、その“熱源”を有効利用できないものだろうか-。

 「発熱」「微熱」などという症状は、うら若き乙女がかかってこそ美しいもの。たとえ若くても男の熱は暑苦しいだけで、周囲の同情は得られない。Iさん(24)はまさに、そんな悲劇の主人公。

 どういうわけだか、彼は仕事が忙しくなると熱が出る。大した熱ではない。37度をちょっと上回る程度なのだが、平熱が35度台前半の彼にとって、この体温はそれなりの苦痛を伴う。

 初めは心配していた同僚も、仕事が立て込むたびに赤い顔をしてふさぎ込む彼に、最近はあきれ顔。あちこちから「都合よく熱を出せるものだ」とか「仮病だろう」というささやき声も聞こえてくる。彼に罪がないだけに気の毒なのだが…。

 そんなIさんに「ストレスで発熱することは実際にあります」と助け舟を出すのは、千葉県野田市にあるキッコーマン総合病院の三上繁院長代理。その仕組みはこうだ。

 「人はストレスを感じると交感神経の働きが活発になり、体温が上がるようにできています。つまり、感染症などによる発熱とはメカニズムがまったく異なる。抗炎症剤や解熱剤を飲んでも、ストレス性の発熱には効果はありません」

 当然、医療機関で血液検査などを受けても異常は見つからない。では、どこで判断するのか。

 「炎症による発熱時には悪寒が走りますが、ストレスが原因だとこれがない。また、炎症性の発熱が長引くと食欲不振で眠くなるが、ストレス性の時には逆の症状になることが多い。これも仮病扱いされる原因です」

 対処法はあるのか。三上医師は「この症状がストレスによるもの」という事実を受け入れ、適度に休息を入れることで状況は改善するという。

 「根がまじめな人に出やすい症状。仕事に対して7割程度の力で取り組む姿勢を持つだけでもだいぶ違います」

 一見ペースダウンに見えても、熱で休むよりいい。「これも治療だ」と割り切ることが、克服への第一歩なのだ。
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