HIVワクチン注射の完成間近?最高3カ月間有効のワクチンの試作品完成
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対しては、これまでにも抗HIV薬により配偶者などからの感染を防ぐための対策が取られていましたが、高い確立で有効性が認められていたものの、完全にHIV感染を防げるものではありませんでした。
でも今回、米アメリカ疾病管理予防センター(CDC)など複数の研究機関による実験で、注射によるHIVワクチンの接種により100%のHIV感染防止効果が確認できたとのこと。
現在はサルによる実験段階ですが、今年後半には米コロンビア大学にて人間による臨床実験が開始されるそう。
アフリカなどのHIV患者の人口が高い地域のひとびとや、配偶者がHIV感染者の人などは、毎日の経口薬服用により感染を防止してきていましたが、有効な人も90%前後に限られるなど、完全な予防薬には至っていなかったのが問題としてありました。
また、「感染した配偶者に薬の服用を知られたら怒られる」という状況や、「毎日薬を飲んでいることで他人に既に感染していると誤解されたくない」との思いも、薬の服用をめぐる問題となっていたようです。
でも今回の薬が一般に普及するようになれば、こうした問題も改善。何よりもかなりの高確率でHIV感染を阻止できるとあれば、待望のワクチンの登場です。でも、今後人間での臨床試験を重ね、広く出回るまでにはまだ数年以上はかかるとのこと。
一日も早くワクチンが普及することを願ってやみません。
参考:Could an HIV vaccine be on the horizon? New jab could protect against infection for up to three months
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2573722/Could-HIV-vaccine-horizon-New-jab-protect-against-infection-three-months.html
でも今回、米アメリカ疾病管理予防センター(CDC)など複数の研究機関による実験で、注射によるHIVワクチンの接種により100%のHIV感染防止効果が確認できたとのこと。
現在はサルによる実験段階ですが、今年後半には米コロンビア大学にて人間による臨床実験が開始されるそう。
アフリカなどのHIV患者の人口が高い地域のひとびとや、配偶者がHIV感染者の人などは、毎日の経口薬服用により感染を防止してきていましたが、有効な人も90%前後に限られるなど、完全な予防薬には至っていなかったのが問題としてありました。
また、「感染した配偶者に薬の服用を知られたら怒られる」という状況や、「毎日薬を飲んでいることで他人に既に感染していると誤解されたくない」との思いも、薬の服用をめぐる問題となっていたようです。
でも今回の薬が一般に普及するようになれば、こうした問題も改善。何よりもかなりの高確率でHIV感染を阻止できるとあれば、待望のワクチンの登場です。でも、今後人間での臨床試験を重ね、広く出回るまでにはまだ数年以上はかかるとのこと。
一日も早くワクチンが普及することを願ってやみません。
参考:Could an HIV vaccine be on the horizon? New jab could protect against infection for up to three months
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2573722/Could-HIV-vaccine-horizon-New-jab-protect-against-infection-three-months.html