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【今日のストレス 明日の病気】急性大動脈解離 カッとなって血圧上がり血管壁が裂け胸に激痛が


ストレス症状というと、胃痛や下痢、肩こりや頭痛など、「つらいけれど、死ぬことはない」というものが多い。しかし、中には生命の危険に直結するストレス症状もあることを忘れてはいけない。

 Tさん(52)は会社の部長職。その日は朝から会議に出ていたが、昼少し前に“異変”は起きた。

 興奮すると激高するタイプのTさん。その時も議論が白熱し、声も大きくなり始めていたときに、突然椅子から落ちてうずくまった。胸が猛烈に痛いのだ。

 尋常ならざる様子を見たスタッフが救急車を呼び、病院に担ぎ込んだ。

 緊急CT検査の結果「急性大動脈解離」と診断され、すぐに心臓血管外科に運ばれ手術が行われ、どうにか一命をとりとめることができたのだが…。

 そもそも急性大動脈解離とはどんな病気なのか。大森赤十字病院心臓血管外科部長の田鎖治医師に解説してもらう。

 「一言でいえば、大動脈の血管壁が裂けてしまう病気です。

先天的な要因から起きることもありますが、多くは高血圧と動脈硬化が原因。そこに強い精神的なストレスが加わると交感神経が刺激され、一気に血圧を高めて血管壁が裂けてしまうことがあるのです」

 何とも恐ろしい話だが、症状に特徴はあるのだろうか。田鎖医師が続ける。

 「この病気には、心臓に近い上行大動脈から裂ける“A型”と、心臓から比較的離れた大動脈で裂ける“B型”の2種類があり、それぞれ症状に特徴がある。

A型は最初に胸に激痛が走り、徐々に痛みが背中に向けて移っていくのに対して、B型は最初に背中が痛くなり、その後腰に向けて移動していくことが多い」

 TさんはA型だった。

 田鎖医師によると、裂けるだけ裂けてしまうと、まれに痛みが治まることがあるという。しかし、治療を受けずに48時間放置したときの死亡率は50%。様子を見ている余裕などないのだ。

 幸いにも職場復帰を果たしたTさん。医師の言いつけに従って、「怒らない、怒鳴らない、興奮しない」の「三ない運動」を実践しているとか。

 それがストレスにならなければいいのだが。
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