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【気になるこの症状】ロングフライト血栓症 まず左足に鈍い痛み、はれ ベルトゆるめ上下運動を


今度の4連休に海外へ出かける人も多いだろう。飛行機での長時間移動で注意したいのがロングフライト血栓症(エコノミークラス症候群)。旅行中に異常はなくても、帰国後の病気の発症に関係する場合もあるので注意しておこう。

 【足の鈍い痛みに注意】

 この病気は、同じ姿勢で長時間座り続けることで、足の血流が停滞し、深部の静脈に血の塊(血栓)ができて発症する。血栓がはがれ血流に乗り、肺の血管に詰まると胸痛や呼吸困難を起こして死亡する恐れもある。

 日本旅行医学会認定医で「かみや町駅前クリニック」(東京都港区)の原野悟院長が説明する。

 「症状は左足に現れやすく、最初は鈍い痛みやはれなどが起こります。それを姿勢による疲れのせいと軽く考えてしまいがちなので要注意です」

 さらに進行した状態になると、片脚にかなり強い痛みが現れるので、この時点で異変に気づくことが多いという。

 【機内は砂漠より乾燥】

 一般的には6時間以上のフライトで起こりやすいといわれるが、6時間以下でも足を動かさない同じ姿勢が長ければ危険性は高まる。また飛行機に限らず、自動車でも条件が重なれば同じだ。

 「特に飛行機で警告されるのは、脱水が起こりやすい環境だからです。

機内の酸素は薄く、湿度は5-15%とサハラ砂漠より乾燥していて、脱水から血が固まりやすい。自動車でも持病などで血が固まりやすい人が、十分な水分摂取をせずに車中泊をすれば発症率は高まります」

 もともと足の血流が悪い下肢静脈瘤(りゅう)や血液に粘りが出る糖尿病などの持病がある人はハイリスク。黄体ホルモンの分泌が多くなる妊婦や避妊薬を飲んでいる女性も血液が固まりやすいという。

 【帰国後2週間は用心】

 飛行機内の予防策として、日本旅行医学会では別項のような7つの策を提唱している。座席ではベルトをゆるめ、足の上下運動。歩くために少し離れたトイレに行く。トイレを遠慮しがちな高齢者や女性は通路側の席を取るなどが大切だ。

 「発症まで時間を要するので、多くのケースは到着間際や到着した空港で症状が現れる。

治療は、血管内カテーテルで血栓溶解剤の注入などを行うが、6時間以上経過すると組織が変性して出血を起こす危険性があります。足の痛みやはれは早めに空港医務室に申し出ることが重要です」

 旅行中に発症がなければ、それで安心というわけでもない。症状の現れない小さな血栓ができている場合もあるからだ。

 「小さな血栓の核ができると、その後、成長しやすい。リスクの高い人は帰国後、2週間ぐらいは心筋梗塞や脳梗塞の発症に注意してください」

《飛行機内での7つの予防策》
(1)2-3時間ごとに歩く
(2)座ったままでカカトやつま先の上下運動と腹式呼吸を1時間ごとに3-5分行う
(3)水分をこまめに取る
(4)ゆったりした服装
(5)足を組まない
(6)睡眠薬は使用しない
(7)座席は通路側に座る
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