あなたの健康はお金で買えますか・・・? 専門医に聞け! Q&A 脳が活性化する方法
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専門医に聞け! Q&A 脳が活性化する方法

 Q:仕事は多忙です。頭をいつも使っており、そのせいでしょうか、頭がどんよりしているようでなりません。ストレスも多い方だと思います。頭がクリアになり、もっと脳が働くようになればよいと思います。何かよい方法はありませんか。
(46歳・教育研究所勤務)

 A:脳は使えば使うほど発達します。しかし、頭を使い過ぎ、しかもストレスが多いとなると疲労するでしょう。ご質問の方は、そういう状態に陥っているのかもしれません。脳の活動について、以前は話をしたり、本を読んだり、文章を書いたり、深く物事を考えたり、議論したりと、意識的に頭を使う行為を行っているときだけ活動し、何もせずにぼんやりしているときは休んでいると考えられてきました。

 ところが、最近の研究によって、「安静状態の脳で重要な活動が営まれている」ことが明らかになりました。ぼんやりして頭を使っていないときも、脳には活性化している部分があることが分かったのです。

●瞑想や座禅も脳を活性化
 発見したのはワシントン大学のレイクル教授です。意識して活動しているときには脳の後部帯状回と前頭葉内側脳という部分の活動は低下しています。ところが、ぼんやりしているときは、それらの部分のエネルギーがかなり消費されていることが、同教授の研究によって判明したのです。それらの領域同士は神経繊維によって協調し、情報のやりとりをしています。レイクル博士は、何もしていない時のこの脳の協調を「デフォルトモードネットワーク」と名付けました。

 脳がこの状態に入ると、脳は記憶や気持ちの整理、自分自身の認識、創造などをすると言われます。記憶や気持ちが整理されると、意識のリセットが行われてリラックスした状態になり、ストレス解消や勉強、作業の効率アップにつながります。ですから、ご質問の方に必要なのは、ぼんやりタイムを持つことなのです。多忙な生活の中でも、そんな時間を作りましょう。また、瞑想や座禅もデフォルトモードネットワークの状態に入りやすいと言われます。これらの方法もお勧めです。

山口康三氏(回生眼科院長)
自治医科大学卒業。眼科医、漢方内科医。食事、運動、睡眠などを改善する生活改善療法を指導し、眼科の病気や生活習慣病の治療に成果を挙げている。日本綜合医学会理事長。
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