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【医者のがん体験克服記】「完治」にこだわらず上手にがんと付き合う 「治る」という言葉の意味


 がんに関する正しい知識と情報をお伝えする前に、一言お断りしておきたいことがあります。それは「治る」という言葉の意味についてです。

 多くの人は、病気が治るというと「完治」するということを想像するのではないでしょうか。つまり、その病気とは今後まったく関係がなくなるという意味です。しかし、世の中の病気で、完治するものなどほとんどありません。

 インフルエンザや結核、感染症なら、原因となるウイルスや細菌を退治してしまえば完治します。しかし、高血圧症や糖尿病といった生活習慣病は、病気をコントロールすることはできても、完治することはありません。

 高血圧や糖尿病になったら一病息災を心がけ、定期的に病院に通って検査を受けたり、医者から処方されたクスリを飲みながら暮らしていくわけです。実際、私は高血圧なので、もう20年以上、そうした暮らしをしています。

 そう考えますと、がんも完治にこだわる必要はないのではないでしょうか。高血圧や糖尿病と同じように病気と付き合っていくという点では、がんもまったく同じことのような気がしています。

 私は67歳のときにがんになり、今年の1月に72歳になりました。私はこの5年半、がんという病気と上手に付き合うことで暮らしてきました。当然のことですが、QOL(生活の質)を落とさなくてはならないこともありました。

 しかし、あと10年、ひょっとしたら20年、これ以上はQOLを落とさないで、楽しく暮らしていくことができたら、それは天寿をまっとうしたといえるのではないかと考えています。そういう意味で、がんは治る病気になったのです。 (山野医療専門学校副校長・中原英臣)
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