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【女医ドル】コレステロール、正しい知識を 適切な値にコントロール


秋も深まり、健康診断の季節になりました。健康診断の結果を見るときには、血中コレステロール値や中性脂肪値などが気になりますよね。

コレステロールというと悪者だと思われがちですが、細胞膜を作ったり、さまざまなホルモンの合成に関与したり、脂溶性ビタミンの代謝に必要だったりと、人間にとって必要なものなのです。むやみにコレステロールを減らすのではなく、適切な値にコントロールすることが大切です。

 コレステロールには、善玉コレステロールと呼ばれているHDLコレステロールと、悪玉コレステロールと呼ばれているLDLコレステロールがあります。

悪玉コレステロールのうち、特に酸化LDLコレステロールが増えると、血管壁に付着して動脈硬化を引き起こす元となります。悪玉コレステロールを減らすためには、善玉コレステロールを増やすことが必要です。

 それでは、善玉コレステロールを増やすにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。善玉コレステロールを増やす方法は2つあり、運動をすることと食事療法です。

 運動は特に有酸素運動が効果的ですので、週に3回30分程度のウオーキングから始めてみてはいかがでしょうか。普段運動していない人が急に走ったりするのは心臓や足腰に負担がかかりますので、十分にウオーキングで身体を慣らして、それでも余裕のある方のみジョギングに取り組んでください。

食事は、炭水化物の摂取量を減らし、魚や肉から良質なタンパク質を取るようにし、食物繊維をしっかりと取るようにします。

 赤ワインなどに含まれるポリフェノールがHDLコレステロールを増やすので、適量ならば赤ワインを飲むのも効果があります。また、大豆イソフラボンの女性ホルモン様作用が悪玉コレステロールを下げる効果があるので、豆乳や豆腐などを食事に取り入れるのも良いでしょう。

 高脂血症の治療は、食事療法と運動療法がメーンで、どうしてもそれではコントロールが難しい場合のみ内服薬を服用することになります。コレステロール値が高いからといって安易に薬を飲もうとするのではなく、まずは規則正しい生活と適度な運動・バランスの良い食事を心がけてみましょう。

 肉や赤ワイン・豆乳なども、適度な量を守ることが大切です。何事も過ぎたるは及ばざるが如しですから、「善玉コレステロールを増やすために良い」とされる食品でも、くれぐれも取り過ぎには注意してくださいね。それから、ビタミンCは抗酸化作用があり、血管を丈夫にしてくれるのに役立ちますから、喫煙でビタミンCを壊さないようにしましょう。

■田中亜希子(たなか・あきこ) 日本美容外科学会認定専門医。
1995年東京大学医学部医学科卒業。同附属病院産婦人科勤務。98年大手美容外科副院長就任。美容皮膚科部長、診療部長、水戸院長・千葉院長を歴任、新人医師の初期研修を任される。09年あきこクリニック院長に就任。
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