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【今日のストレス 明日の病気】健忘症(下) 「考える」ことで予防・改善を


前回はストレスが誘発する物忘れについて書いた。今回は「ストレスのせいと思っていたら、じつは違った」というケースの物忘れ。同じ「健忘症」でも、少しばかり深刻な内容だ。

 Cさん(34)は、ある精密部品工場で働く臨時のアルバイト作業員。高校は出たものの定職に就くこともなく、この年になった。

途中、何度か警察のご厄介になったこともあるが、今は悪い仲間との付き合いも断ち、真面目に働いている。

 そんなCさん、最近、深刻な「物忘れ」に見舞われている。上司から仕事の説明を受けても忘れてしまい、同じことを何度も聞いて煙たがられる。

「メモをしろ」と言われてメモをするのだが、メモしたことを忘れ、また尋ねる。

 当人は「疲れのせい」と気にしていなかったが、会社から連絡を受けた親が心配して病院に連れて行かれた。

画像診断では異常は見つからなかったが、問診やテストを受けた結果、「若年性健忘症」と診断された。

 「単純作業の人に多く見られる健忘症で、最近増えています」と語るのは、大阪厚生年金病院内科の鈴木夕子医師。その特徴を次のように説明する。

 「20-30代で起きる健忘症で、画像上は異常がない点で、心因性健忘症と似ています。

原因として強いストレスもありますが、もう一つ、“頭を使わない”ことも大きな要因とされます。

自分の頭で考えたり計算したりせず、パソコンや電卓任せの仕事をしていると、リスクが高まるようです」

 心因性健忘症と同様、若年性の物忘れも決定的な治療法はない。

ただ、頭を使って脳に刺激を与える、つまり「考える」ことは、予防だけでなく症状改善にも役立つ可能性があると鈴木医師は言う。

 「本を読む、新聞を読む、そしてわからない言葉があれば人に聞くのではなく辞書で調べる-。

パソコンや携帯電話が普及するまでは当たり前にやっていたことが、若年性健忘症から脳を守ってくれます。

早い話が“人任せ”“機械任せ”が一番危険です」(鈴木医師)

 60代後半なら「年のせい」とあきらめもつくが、30代でこんな症状が出たら要注意。

予防のためにも、仕事帰りには新聞を読みましょう。
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