あなたの健康はお金で買えますか・・・? 「腕もみ」健康法、胃腸の不調から腱鞘炎まで治す
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「腕もみ」健康法、胃腸の不調から腱鞘炎まで治す

65歳以上の12人に1人と推計されている認知症。

原因は、脳の神経細胞が脱落するアルツハイマー型認知症をはじめ、脳の血管が詰まり神経細胞が死滅する血管性認知症、パーキンソン病と関係の深いレビー小体型認知症などいろいろある。

その診断は、早期の段階では難しい。見誤れば、当然のことながらその後の経過を左右する。

そんな認知症の診断と治療において、順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センターのPET-CT認知症研究センターは、「もの忘れ外来」のみならず、2007年に国内初の「もの忘れドック」を開設し、オピニオンリーダーになっている。

 「認知症を引き起こす病態を早期に発見し、適切な予防と治療を行うことで、その後の認知症の進行を遅らせることが可能です。早ければ早いほど適切な対処ができる。

そのために、もの忘れドックを開設しました」と、同センター認知症臨床研究部の井関栄三部門長。

 一般的にも周知されつつある「もの忘れ外来」だが、すでに発症した人が受診するケースが多い。

 認知症の専門医として長年診断と治療を行ってきた井関部門長は、認知症発症以前の「軽度認知障害」の段階で、画像検査や認知機能検査などにより診断できる技術レベルを構築している。それを具現化したのが「もの忘れドック」だ。

1次ドックでは簡易認知機能検査、脳CT(コンピューター断層撮影)、診察によって、認知症の有無を判定。何もなければ3年間のフォローアップでその後の経過を見守る。認知症と診断されればもの忘れ外来へ。

「軽度認知障害」が判明すれば、2次ドックの検査が行われる。MRI(核磁気共鳴画像法)、PET(ポジトロン断層法)で脳の状態を詳細に調べるとともに、約7、8時間に及ぶ「複合認知機能検査」を実施。

これにより、認知症の原因はもちろんのこと、将来、どのように認知症が進むかもわかるそうだ。若年性認知症を心配して訪れる40~50歳代の人も多いという。

 「私たちは、治療研究センターで有効な治療法の開発も行っています。アルツハイマー型認知症に対するワクチンの治験なども行い、最先端の医療で認知症の進行を食い止めているのです」

 こう話す井関部門長は、発症すれば将来に暗い影を落とし続ける認知症に対して、明るい未来を築くために力を注いでいる。

 「認知症は、決してあきらめる病気ではありません」(同)

 今後も最新の診断と治療で、認知症に挑むことだろう。

 【データ】2008年実績

 ▼もの忘れ外来 約1500人/月

 ▼もの忘れドック

 ▽1次ドック 約300人/年

 ▽2次ドック 約100人/年

 ▼認知症専用病床数 120床

【住所】〒136-0075 
東京都江東区新砂3の3の20 
TEL03・5632・3111
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