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【女医ドル】「摂食嚥下障害」は兆候に気づくことが肝心 「食べにくい」と思ったら…


早いものでもうすぐ年末を迎えますね。そして、年が明けるとお正月がやってきます。お正月といえば「おもちをのどに詰まらせた」という悲しいニュースを毎年耳にします。

お正月までまだ少しあり、医者に相談できる今のうちに、おもちをのどに詰まらせて大変なことにならないように、一緒に考えてみましょう。

 「摂食嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい)」という言葉をご存じですか。食べ物を口に入れてよく噛んで唾液と混ぜ、飲み込みやすい形にして飲み込み胃に送り込むという一連の流れ、それを摂食嚥下といいます。

その一連の流れのどこかに問題があることを摂食嚥下障害といいます。摂食嚥下障害は脳卒中などの病気で起こることもあれば、加齢や最近話題のサルコペニア(筋肉減少症)が原因のこともあります。

歯の問題や認知症、薬の影響で起こることもあります。

 おもちをのどに詰まらせやすい人は、摂食嚥下障害がひそんでいるといえます。

 摂食嚥下障害はまずその兆候に気づくというところが大事です。

 うまくかみにくいなあ、かむと痛むなあなど、「噛む」というところに問題のある方はまず歯科に行ってみましょう。歯科で歯や歯ぐきの治療をしたり、入れ歯を作ったり、調整したりします。舌がうまく動かない方には専用の入れ歯を入れることで舌の動きを入れ歯が補うという方法もあるのです。

 水でよくむせるようになったなど「飲み込む」に問題のある方はリハビリテーション科や耳鼻咽喉科にご相談ください。特にリハビリテーション科では摂食嚥下障害を診るのを得意としている専門医が多いです。

「飲み込み」に問題があるかどうかは別表のチェックポイントで自己チェックしてみましょう。

 当てはまる数が多いほど嚥下障害の可能性があります。

 その場合はその方の嚥下障害の状況に合わせて食べる姿勢や食形態など個別の対策が必要です。

 摂食嚥下障害がはっきりとある場合は、とくに工夫をしないで普通におもちを食べるのは危険ですので、まずは診療科やかかりつけ医にご相談くださいね。

 【摂食嚥下障害チェック表】
 □お茶、汁物、食事でむせることが増えてきた
 □飲み込みにくいと感じる
 □食事中や食後にたんが絡んだ感じがする
 □口から食べ物がこぼれる
 □食べるのが遅くなった
 □唾液やたんの絡んだがらがら声になってきた
 □やせてきた
 □外食がおっくう

 ■森脇美早(もりわき・みさ) 社会医療法人祐生会 みどりヶ丘病院(大阪府高槻市)リハビリテーション科部長(医師)。日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医・指導責任者
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