あなたの健康はお金で買えますか・・・? 栄養士がぜったいに口にしない食べものって?
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栄養士がぜったいに口にしない食べものって?

どんな栄養士でも、ヘルシーな食生活を目指している人には「まず自分の体に合った食事量を知ることが大事」とアドバイスするはず。でも、きちんと適量を食べていても、体に大切な栄養素が摂れていなかったり、知らず知らずに健康被害を及ぼす食品を食べていたりすることも。そこで、健康的に過ごすために栄養士たちが絶対に食べないものとは一体何なのか、その理由とともに聞いてみた。

リコリス
イギリスのプレミアムソーセージブランド「ヘック」の食事療法士、栄養士 : ヴァネッサ・クォーンビー氏

「栄養や食事指導を行う際、砂糖の分量を当てるゲームを実施します。たいてい、それぞれの食品に含まれている糖質の多さに驚かれことが多いのですが、砂糖には体にいい栄養成分が一切含まれていません。なので個人的にも糖質を摂る意味はあまりないと思っています。(それに幸い、私はそれほどお菓子が好きではないんです)イギリスの一日あたりの糖質摂取量は、世界平均を超えています。それもそのはず、ケーキ、ビスケット、お菓子、加工食品、ソフトドリンクなど、スーパーで売っているどの食品にも含まれていますからね」

ダイエット食品
「ビタココ」とパートナーシップを組んでいる栄養士 : アマンダ・ハミルトン氏

「私はダイエット食品には手を出しません。脂質が減らされていたり、人工甘味料が足されていたり、ほとんどのダイエット食品は過度に加工されています。低脂肪食品が体に良いという考え自体が時代遅れだし、人工甘味料は腸内環境を荒らすうえ、甘いものへの執着をさらに強めます。だから私はそうしたダイエット食品を避け、自然食品だけを食べるようにしているのです」

工場畜産された動物
イギリスのサプリメーカー「ベターユー」とパートナーシップを組んでいる栄養士 : キム・ピアソン氏

「自分の健康のためにも動物福祉のためにも、私は工場畜産された動物を食べないようにしています。14歳の時に工場畜産された鶏を見て以来、14年間にわたり菜食生活を続けていました。工場での動物たちの扱われ方は、今もなお受け入れることはできません。今では肉類も食べるようになりましたが、食べる肉の安全性や品質には気をつけています。動物にだって動物らしい生活を送る権利はありますからね。それに工場畜産は、食肉にも悪影響を与えています。またその飼育方法によっては、健康被害を及ぼすこともあるのです。たとえば、健康的な動物に抗生物質を過剰投与すると、それを食した人間に対し抗生物質が十分に効かなくなる可能性もあるようです」

炭酸飲料
フィットネスアプリ「フリーレティックス」の栄養スペシャリスト : カタリナ・カイザー氏

「コカ・コーラとレッドブルには申し訳ないけれど、それらの炭酸飲料は絶対に飲みません。できる限りナチュラルな食材を食べるようにしていて、ストイックになり過ぎないように気をつけています。それらの飲み物を眠気覚しに飲むくらいなら、エスプレッソや抹茶の方が効果的なのでは? と思ってしまうのです。糖質、人工的な成分、カフェインも少ないし、その方が断然おすすめです」

ケチャップ
ロンドンの栄養士、人気クリニック「リートリション」の創設者 : リアノン・ランバート氏

「バランスのいい食事を心がけているので、さまざまな食材を取り入れるようにしているけれど、調味料だけはどうしても料理に使いたいと思いません。とくに市販のケチャップは過剰に加工されていたり、糖質量も多かったりするので苦手。それよりもローストされたトマトを添えた方がよっぽど体にいいと思います。口の中でトマトの香ばしさと甘味が広がりますよ!」

パクチー
「ウェイト・ウォッチャーズ」の栄養士 : ステフ・ウィリアムズ氏

「パクチーは、食器用洗剤の味がするし、考えるだけでおなかが痛くなります……」

サラミ
サプリメントメーカー「ビオケア」の臨床栄養師 : マナル・シュシャン氏

「サラミやホットドッグのソーセージなど、加工された肉には手をつけません。なぜなら、それらの加工肉には添加物や合成着色料、質の悪い肉、トランス脂肪酸が含まれていることが多いから。なかにはコレステロール値を上げる原料も含むものも……。そしてカロリーが高いわりに、体に必要な栄養素を一切含んでいないんです」

硬化油を含むものすべて
女性の健康を専門とする栄養士 : マリリン・グレンビル医師

「私は食品ラベルに『硬化油』もしくは『部分硬化油』を含む、と記載された食品は避けるようにしています。硬化油は、油に水素を付加して固体化させたもの。プラスチックと同じように体にとっては異物なので、健康にさまざまな悪影響を及ぼします」

テイクアウトやデリバリーの中華料理
サプリブランド「プロテインワールド」の栄養士 : フェイ・タウンゼンド氏

「脂質が多く、塩分量が高いメニューを食べると胃が膨張しやすいので、制限しています。とくに中華料理は、揚げ物を多く含むので要注意! 揚げ物は飽和脂肪酸やナトリウム(塩分)を含み、とても消化しにくいのです。塩分を過剰摂取すると体に水分がたまり、胃の膨張を引き起こし、気持ち悪くなる原因にも」

マーガリン
栄養士 : カサンドラ・バーンズ氏

「植物油で作られたマーガリンや食用油(菜種油やひまわり油)は、健康に害をもたらすので摂らないようにしています。その代わりに、ココナッツオイルやバター、オリーブオイルを使用し、低温で調理しています」

とくになし(すべての食材には役割がある)
栄養管理アプリ「スプーングル」の栄養士 : アレクシス・プール氏

「栄養士の資格を持っていないのに、独自の食事制限やダイエット法を広めている人たちがいます。その影響で、偏食や摂食障害になってしまう人もいるようです。食物アレルギーを持っていない限り、特定の食べ物を禁止するのはよくないとされています。どの食材も体のバランスを保つ上で重要な役割を果たしていますから」
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original text : Catriona Harvey-Jenner translation : Reiko Kuwabara
※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

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