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【気になるこの症状】“沈黙の臓器”の悲鳴を聞き取る最新機器 「肝障害」に要注意


昨年10月に肝臓を調べる最新検査機器が保険適用になった。この機会に詳しく調べてみてはどうか。

 【肝硬変から肝がんに】

 肝臓は“沈黙の臓器”。健康診断などで脂肪肝や肝機能低下を指摘されても自覚症状がない。怖いのは、放置していると“肝硬変”に進行する可能性があることだ。

 国立国際医療研究センター、肝炎・免疫研究センターの溝上雅史研究センター長が警告する。

 「肝硬変は肝細胞が死滅・線維化して肝臓が硬くなる病気。慢性肝炎から移行する。硬くなればなるほど、肝がんを発症しやすくなります」

 肝硬変から肝がんになる確率は、10年以内に約70%と高い。

 【下戸の脂肪肝にも要注意】

 慢性肝炎の原因は、肝炎ウイルスによるC型、B型肝炎だけではない。飲酒習慣があれば、アルコール性脂肪肝から慢性肝炎を起こす。他にも薬剤性や自己免疫性などの慢性肝炎がある。

 「普段、お酒を飲まない人の脂肪肝は、大部分は慢性肝炎になりません。しかし、一部、10%ぐらいが“脂肪性肝炎(NASH)”になることが分かっています。ウイルス感染や飲酒がなくても油断はできません」

 肝臓の硬さを診るには、従来では触診や血液検査で血小板の数などから判定されてきた。

 「肝硬変の疑いがあれば、肝臓に針を刺して採取した細胞を調べる肝生検(検査入院)が必要になる。そう簡単に肝臓の硬さを詳しく調べられなかったのです」

 【肝臓の硬さを即判定】

 今回、保険適用になった検査機器“フィブロスキャン”は優れもの。皮膚の上から肝臓に超音波を当てるだけ。振動波の戻り時間から肝臓の硬さが数値で表示され、3-5分で済むという。

 「肝臓の線維化(硬さ)の進行程度が細かく分かるだけでなく、脂肪の量も測れます。これまでは肝硬変になった後の肝がんの早期発見に力が注がれてきた。この検査が保険適用になり、今後は、その一歩前の段階から肝がんのリスクが外来で簡単に分かるのです」

 特に、数年も前から脂肪肝や肝機能障害を指摘されながらも、大酒や過食をやめられないでいるメタボ(生活習慣病持ち)の人は手遅れになりやすい。

 「自分は、まだ大丈夫」と思っていても、肝臓の線維化はジワジワと進行する。肝臓の検査結果には、常に注目しておこう。

《フィブロスキャンの概要》

【検査法】普通の超音波(エコー)検査の要領で肝臓に検査機器を当て、10回測定。その中央値が数字で算出される。

【分かる結果】肝臓の硬さ(線維化)の程度と脂肪量

【所要時間】3-5分程度

【検査費用】3割負担で2190円(原則3カ月に1回)

【設置状況】全国約70カ所の医療機関が導入

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