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【日本の名医】“循環器内科のジェネラリスト” 心臓治療後に手厚いリハビリ★昭和大学病院(東京・品川区)講師 木庭新治さん(49)


東急大井町線と池上線が交差する東京都品川区の旗の台。ここにある昭和大学病院の循環器内科で講師を務める木庭新治医師は、人間の最重要臓器である「心臓」に関わるさまざまな病気を診断、治療するだけでなく、生活習慣を含むフォローアップまでを受け持つ“循環器内科のジェネラリスト”。

 「実家のある場所では三代。でも詳しく調べると十数代続いた医者の家系」というサラブレッド。そんな木庭医師が“心臓”を専門に選んだのは、全身の循環に興味があったからだという。

 近年、循環器内科といえば、カテーテルを用いた血管内治療が隆盛だ。以前なら開胸手術が当たり前だったような症例も、手術をすることなく、低侵襲で命を救えるようになった。

 木庭医師もそうした治療に携わっていた。だが、この10年ほどは同じ循環器内科でも、新しい領域、心臓リハビリテーションという分野に活躍の場を広げている。

 心筋梗塞や不整脈の治療後、あるいは冠動脈バイパス手術などを受けた後に、心臓に負荷をかけながら機能回復をはかっていく訓練。ここでは単なる運動だけでなく、栄養や生活面での取り組みが重要になってくる。

 「一般の認知度は高くないですが、バイパス手術後の天皇陛下がこのリハビリを受けられたことで注目を集めました。このリハビリをするのとしないのとでは、治療後の予後が大きく違ってくることが明らかになっています。メタボや糖尿病の人などは予防的に取り入れると、心臓病の予防にもつながる内容です」

 もちろん外来では心臓病全般を診る。今後は心疾患と関連する他科の疾患、特にうつや睡眠時無呼吸症候群などとの関連についても研究したいと意欲を見せる。

 「心臓リハビリを担当するようになってから、臓器ではなく患者さんと付き合えるようになった気がするんです」と謙遜する木庭医師。その柔らかな笑顔が、治療効果に加え「深い安心感」を与えてくれる。(長田昭二)

 ■木庭新治(こば・しんじ) 1964年、神奈川県藤沢市生まれ。88年、昭和大学医学部卒業。同大循環器内科学教室入局。山梨赤十字病院、荻窪病院に勤務後、98年より現職。95年より2年間、米・テキサス州立大学ヒューストン校に留学。日本内科学会認定総合内科専門医。日本循環器学会認定循環器専門医。医学博士。趣味はスポーツ観戦と「たまにテニス」。
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