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アレルギーが出やすい「ヘアカラー」はどのタイプ?


白髪を染めたり、髪の明るさを変えたりと、手軽に使えて便利なヘアカラーですが、皮膚トラブルの原因になることが指摘されています。消費者安全調査委員会はこの問題に関して23日に発表を行っています。

2010年度からの5年間で寄せられた被害相談は1,000件を超え、1か月以上続く重症も170件含まれていました。

毛染め剤によるアレルギー症状は、重篤な場合には顔が腫れ上がったり、全身に広がったりします。「危険なもの」という認識がないことの多い毛染め剤ですが、使用の際は十分に注意する必要があります。

◆ヘアカラーリング剤は大きく2つに分類される

髪を染めるための製品には、医薬部外品に分類される「染毛剤」と、化粧品に分類される「染毛料」に分けられます。染毛剤は一般にヘアカラー、ヘアダイ、白髪染め、おしゃれ染などと呼ばれています。染毛料は一般にヘアマニキュア、酸性カラー、カラーリンス、カラートリートメントと呼ばれています。

色の変化がどれくらい持続するかという「色持ち」については、染毛剤の方が長持ちします。しかし、染毛剤は、次にふれるアレルギー性接触皮膚炎を起こしやすく、中でも酸化染毛剤というタイプにその傾向が強いことが分かっています。

酸化染毛剤は毛髪に含まれるメラニン色素を分解(脱色)しながら染めるタイプで、明るい色にも暗い色にも染められるため最も広く使用されています。主成分となる酸化染料には、アレルギーの原因になりやすいアレルゲンとしてのパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、パラアミノフェノール、トルエン-2、5-ジアミン等が含まれています。

◆毛染めによって引き起こされる症状は?

毛染めによる皮膚トラブルで多いのが、かゆみ、痛み、水泡、かぶれ、腫れなどを伴う「接触皮膚炎」です。接触皮膚炎には非アレルギー性と、アレルギー性の2つのタイプがあります。

非アレルギー性接触皮膚炎では、毛染め剤に含まれる成分が「刺激物質」となり、刺激の度を超した強さが症状を引き起こします(一次刺激性接触皮膚炎)。これに対してアレルギー性接触皮膚炎では、毛染め剤に含まれる成分が「アレルゲン」となり、アレルギー反応を引き起こします。

いずれの場合でも、原因物質(刺激物質またはアレルゲン)との接触を絶つこと、保湿すること、物理的な刺激を加えないことが大切です。

◆パッチテストを実施しよう

ヘアカラーリング剤を使用する際は、事前にパッチテストによってアレルギー反応が出ないかどうかを確かめることが大切です。パッチテストは、使用予定薬剤をしみ込ませたもの(布や紙)を腕の内側の軟らかいところに貼り付け、異常が出ないか確認するものです。

アレルギー性接触皮膚炎は翌日以降に反応が現れることもあります。そのため、薬剤を塗ってから30分後に加え、48時間後にも観察する必要があります。また、薬剤を塗ったところを絆創膏等で覆ってはいけません。過度のアレルギー反応を引き起こす危険性があるからです。

便利なヘアカラーですが、自分の体質に合っていないものを使用すると、つらい症状を引き起こす危険があります。ヘアカラーに危険が伴うことを知り、パッチテストによって異常が生じないかどうかを確認してから使用することが大切です。

<参考>
毛染めによる皮膚障害(消費者庁)
http://www.caa.go.jp/csic/action/index5.html

毛染めで皮膚トラブル相次ぐ 定期的なパッチテストが必要
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20151023-00000478-fnn-soci

監修:坂本 忍(医学博士)

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